■ 市振-2      新潟県糸魚川市
 前頁でも登場した「弘法の井戸」とその向うに「海道の松」が見える場所ですが、『一家に遊女もねたり萩と月』の句碑が有る長円寺は
写真の右手、支柱の有る電信柱の所に横道が有ります。これを真っ直ぐ進み国道8号線の下を潜り抜けると長円寺に出ます。
特に、標識が有りませんのでここでご紹介しておきます。

  
↑ 入口から見て左手、燈篭の隣の赤い屋根の建物の左手が句碑    ↑ 長円寺の全景
 『一家に遊女もねたり萩と月』の句碑。境内には案内板が無いのと、木立の中に隠れるようになっているので
探し辛く、最初探してお墓の中をうろちょろしました。
一つ上の写真でご案内しましたが、お地蔵さんがいる赤い屋根が目印で、ブロック塀の境内内側の所にあります。
 ◆市振海岸
  『海道の松』と、ここから見る親不知方面
奥の細道では、暗いイメージのある親不知・子不知と市振の宿場の場面ですが、訪問した日は梅雨の合間の好天に恵まれましたので
翡翠探しも兼ねて浜辺の散策もしました。
 海道の松のところから富山県側を見ています。この位置から2km位先は富山県です。
この先に黒部川があり、その先に那古の浦があります。奥の細道では、一気に那古の浦に行ったように見えますが
『くろべ四十八か瀬とかや、数知らぬ川を渡りて、那古と言う瀬に出づ。』と有るように黒部越えも難儀したのでは
ないかと想像できます。
 糸魚川周辺は『翡翠(ヒスイ)』の名所。市振の海岸でも偶に見つかるそうなので試してみることに^^
ネットで調べた見分け方「真ん丸くは無く、必ず面が有る」「触ると他の石と違いつるつるしている」
そんなことを頼りに見つけたのが上の2つの小さな石。しかし、どう見てもヒスイには見えない。
それに、そんなに簡単に見つかるはずもないし・・・
 と、言うことでヒスイ探しは諦め、気持ちの良い海岸散策でリフレッシュです♪
 それにしても、今日の日本海は綺麗です。
 市振の港。防波堤には子供たちが描いたと思われる絵が有りましたが、その中に芭蕉の句・萩と月を発見しました。