■ 今町(直江津)・高田    新潟県上越市
 弥彦から寺泊−山田と通り出雲崎で宿泊し、新暦8月19日に柏崎に到着。紹介を受けていた天屋弥惣兵衛を訪問
するも対応が悪かったので気分を害し鉢崎(はつざき)まで進みここで宿泊した。
  
 翌、20日今町(現・直江津、上越市)に到着し、紹介状を持って聴信寺に行ったが葬儀の最中だったので出てきて
しまった。
二日にわたる「気分を悪くする」出来事で芭蕉は嫌気が差していたが、芭蕉を知るものの使いが後を追いかけてきて
ようやく古川市左衛門の家に宿泊することになり、一件落着となった。
  
 夜になって、聴信寺において『文月や六日も常の夜には似ず』の芭蕉の発句で句会が開かれた。
翌日も聴信寺、夜には地元の俳人元仙(げんせん)宅で句会が開催され、丁度旧暦の7月7日に作ったのが
荒海や佐渡に横たふ天河』です。
その翌日も高田の医師春庵(しゅんあん)宅に呼ばれ『薬蘭(やくらん)にいづれの花を草枕』を詠んでいます。
毎日雨が降り続けここに足止めを喰らったようで、2日更に宿泊し、新暦8月25日ようやく晴れたので、高田を出発
、五智国分寺と居多(こた)神社を参拝し、名立(なだち)に向けて出発した。
実際には更に足を伸ばし、能生(のう)の玉屋に宿泊した。    Map
土蔵造りの聴信寺(Map )↑。 『文月や…』の句碑は、海寄りの河口近く琴平神社に有ります。( Map
文月や六日も常の夜には似ず の句碑
JR南高田駅から10分ほどの正輪寺( Map ) 句碑は、奥の細道には関係なし。↑ ↓
正輪寺の『景清も…』の解説板。 宿泊跡地。JR高田駅近くの駅前通、儀明川に架かる
高田橋の駅に向かって左側袂がそうらしい。
五智国分寺の本堂と三重塔。( Map ) 本堂の前脇に『古池や…』の句碑も有りました。
 山門から入って左手の方に、高田で詠んだ『薬欄にいづれの花をくさ枕』の句碑が有ります。
越後一ノ宮・居多(こた)神社。昔は親鸞聖人上陸の地の西方にあったが海岸侵食により崩壊。明治12年に現在地に
造営される。
祭神の大国主命と奴奈川姫の像や、親鸞聖人の像などが有ります。 右上は、越後七不思議『片葉の芦』。親鸞聖人
が念仏が盛んになりますようにと祈願したところ一夜にして居多神社境内の芦が片葉になってしまったと言う。