■ 北陸自動車道の芭蕉句碑   新潟県から富山県
 松尾芭蕉は奥の細道の後半、秋田県象潟から福井県敦賀まで、主に当時の街道である日本海沿岸を南下しました。
新潟−富山−石川−福井を行脚したコースは、現在の北陸自動車のコースとほぼ同じで、サービスエリアには芭蕉の句碑が設置されています。

 北陸や京都辺りまでのバスツアーに参加すると北陸自動車道は良く通ります。ツアーゆえ、自分の好きな先(サービスエリア)に立ち寄ることは
出来ませんが、芭蕉句碑のあるサービスエリアに立ち寄った時にはカメラに納めてご紹介したいと思います。
■ 米山サービスエリア    
 仙台方面からは、新潟に入ると長岡から別れ柏崎過ぎた辺りから海岸線が見え始めます。
  奥の細道紀行300年記念として、サービスエリアには芭蕉句碑が設置されていますが、一番北はここ米山サービスエリア Map です。
 ここには、 『草臥れて 宿借る頃や 藤の花』 (くたびれて やどかるころや ふじのはな)の碑が有ります
  
意味:旅の疲れで旅籠を借りる夕暮れ時、暮色に淡い紫色の藤の花が旅愁を誘う
  
冒頭の案内から、奥の細道の句かなと思ったらこれは『笈の小文(おいのこぶみ)』(1687年から翌年にかけての上方旅行記)
の一句でした。
■ 有磯海サービスエリア
 北から4つ目の有磯海サービスエリアの句碑
ここには、
 『早稲の香や わけ入る右は 有磯海』 の碑が有ります。 この碑は駐車場側に有りますので目立ちます。
   
意味:ここでは早稲が実のって香りが漂ってくる、その早稲を分け入って進むと右側には有磯海が見えることだよ。

那古の浦で詠んだ句です。