■ アンコール・ワット -1 2013.8.15 
 午後からアンコール・ワット の見学です。遺跡群の多くが東向きに建てられているがアンコール・ワットは西向き。
つまり晴れている時、逆光にならぬよう午後から観光が組まれるようです。
西向きなので一般的には墳墓としての意味があるといわれています。
 12世紀後半、スールヤヴァルマン2世がヒンドゥ教の宇宙観(=世界は神々の住む天上世界、自分たちがいる地上
世界、悪魔が住む地下世界で成り立っていると考える)により建造された。

 世界の中心には想像上の聖山・メール山(須弥山)がそびえ神が住むと言うことで中央祠堂が建てられている。
 幅200mの環濠を繋ぐ西参道を進みます。長い歴史の中で全体的に沈み込んでいますが、右半分はフランスの
援助で復元されています。ただし、一番上の石畳の層の下はコンクリートで埋め立ててしまいました。
西東門に近くなると左半分も修復されていますが、こちらは日本支援で完成したもので、下の石組みを忠実に再現
しているとのガイド君の説明でした。
 そして、渡っている途中でスコールに遭遇です。
何処からやってきたのか、ビニール合羽を現地の人が売りに来ました。予め予想して待っていたのかな。 
 環濠を渡りきると西塔門に到着です。 スコールが煙って良い感じの光景です。
 強い雨に濡れながら、やっと建物の中に入ることが出来て取り敢えずほっとしますが、実は日本のお寺さんの山門
みたいなもので、ここからまた参道が続きます。
 
 西東門の南側に安置されているヴィシュヌ神。
元々は中央祠堂にあったが王朝滅亡後は仏教寺院となったためここに移転された。
 知らなかった私は仏像だと思って手を合わせて来たが、まぁいいか。
 スコールに煙る石橋の南側です。 
 ガイドからスコールを気にして『どうしましょう。ここで一旦戻りましょうか?』と問いかけがあった。
みんなは黙っていたので私が『折角南国に来たのでスコール体験も良いもの。続行しましょうよ』と答えて決着。

 最大の見どころアンコール・ワットに来てここで戻ったら明日以降のスケジュールに影響が出るので正解だと思う。

 ただし、西門から本堂まではかなり距離があります。
で、本殿の第一回廊に到着しました。   第一回廊は、壁画で有名です。 
 一段上の写真でお分かりのように、回廊の狭い場所での観賞になります。
ガイドの説明は、旅行会社が用意したワイヤレスイヤホンで聞くことができますが、今回のツアーの参加者は31名
なので、写真撮影を目的にしている私は集団の端っこに位置取りしています。
 みんなが移動した後で、確かこの辺で説明していたなぁと写真撮影をしていましたが説明は記憶が消えてしまい・・・
何の場面か分からなくなってしまいました。
 
インドの二大抒情詩の戦いの場面の一部と思います。 
     
    
 ガイドの説明によると、赤い色は「拓本」を取った跡とか。