■ 白石
 鐙摺(あぶみずり)・白石の城を過ぎて、笠島の郡(名取市)に入れば…  
  
と簡単に記載されているが、多分ここ白石宿に宿泊したと思われます。
◆関連地図 Map
この天守閣は市内の高台の北西の位置に有る平山城です(平成7年復元)。1591年豊臣秀吉により伊達氏から没収
され、会津(福島)領、更に上杉領と変わり、1600年伊達政宗により攻略され再び伊達領になった。
伊達氏重臣「片倉小十郎」によって大改修がなされ明治維新まで260余年片倉氏の居城となった。一国一城令以後
も仙台藩は仙台城と白石城の二城が許された。右下模型の天守閣のある右側が伊達家の御成御殿、左手が片倉家
の居城となっていた。
天守閣からの白石市の風景。左上は南・福島県方面。右上は西・蔵王連峰を臨む。城下を白石川が流れている。
左下が北・大河原町、柴田町、岩沼市を経て仙台へ至る。右下が東・角田市方向。
城山の一角に奥の細道とは直接関係がない『かげろうふ
の我肩に立かみこかね』「芭蕉碑」がある。
白石城北、三の丸外堀に当たる沢端川に面して中級武士
の居住跡がある。県文化財『片倉家家臣・旧小関家』
農家の住宅を素地とした極めて素朴、古式な屋敷で禄高は現在の貨幣で年間50万円余り。かなり苦しい生活を余儀
無くされていただろうと推測される。土間に続き炉のある前部屋があり、奥に二部屋が有るのみです。