◆中国<北京・杭州・上海・蘇州>五日間の旅 2010.5.1-5.5 観光日記  3
■ 5月2日 万里の長城 居庸関(きょようかん)  5月3日 杭州 西湖
 高速道路は大渋滞 八達嶺31km前  急遽、手前の居庸関に変更し  一般道を進む
 北京一日目の観光、午後からは名所中の名所「万里の長城・八達嶺」へと向かいます。
初回は雪の為に「慕田峪」、前回は「八達嶺」で
2度目の訪問になります。前回、急な男坂を登りましたので今回は緩い女坂にしようか。

 そんな思いを巡らしている内に状況はとんでもない方向に向かっていました。
何と、八達嶺への高速が大渋滞です。
 
 そこで、目的地を手前の「居庸関」に変更します。渋滞している高速道を尻目に、一般道をスイスイと進み、事は上手くいくと喜んだのも
つかの間・・・
 だが、そうは甘くなかった・・・  手前から歩き始める  万里の長城・居庸関が見え始める
 居庸関への道も渋滞になりました。
 一番上の左の写真撮影時時間は12:45、一つ上の左の写真は13:45。 
それから、少し動いては止り、少し動いては止りを繰り返します。
大体、対向線をばんばん車が進入しては途中で横入りをしています。このマナーの悪さが渋滞に輪をかけています。

ついには・・・
15:50頃には、歩いて居庸関へ行くことに。
20-30分でしょうとの事でしたが、結果的には1時間20分掛かって入口に到着です。
 居庸関に到着  居庸関の東側  居庸関の西側
 17時20分頃ですので西の山に太陽が隠れ日がかげってきました。
疲れたので、長城は西側の日がかげった方を少し登って、対岸の景観を楽しみました。
 モクレンの花  紫モクレン  居庸関のライトアップ
 バスがもう到着しているのかと思ったら、まだ来ていません。
仕方なく、もう一度「歩いて」バスに向かいます。 
高速道路の入口近くで待機しているバスまでに多分30分位は戻ったでしょう。 
バスに乗っても前の車がもたついてなかなか高速に乗れません。乗る頃には、ライトアップも始まりました。
 
 ガイドの所属する会社の上司が、別のツアーで朝8時出発で八達嶺に向かったそうですがまだ帰りの途中で止っているそうです。
翌日聞いたら、夜の10時とかに北京に戻り、観光は長城だけで終わったそうです。
渋滞に巻き込まれて大変でしたが、私達のガイドさんの選択が成功だったようです。

■ 杭州へ 西湖 
 北京での朝日  快速バスレーンの停留所  北京空港
 旅の3日目、ホテルからマンション群の上の朝もやの中から昇る朝日を眺めていると、中国に日が昇って(発展著しい)いる感じます。
朝、6時半にホテルを経ち空港へ。杭州に向かいます。
 杭州空港周辺  農家の建物  
 飛行機は10分位遅れて杭州に到着。
1時間ぐらい遅れるのが当たり前で皆さんは運が良いとの現地ガイドの話を聞きながら西湖(せいこ)に向かいます。
途中、立派な一戸建てが並んでいます。農家の家だそうで、一人っ子政策で家族3人であの広い家に住んでいるようです。
主に、庭木栽培などで儲けているとか。
 
 杭州は浙江省(せっこうしょう)の州都。この辺は昔から気候に恵まれ裕福で、商売も上手く「浙江商人」、中国のユダヤ人と
呼ばれて世界中で活躍しているようです。

 また、空港から市内に向かう途中の杭州市の南を流れる銭塘江の逆流はアマゾン川のポロロッカとともに有名だそうです。
 西湖の花港観魚入口と杭州のガイドさん  久しぶりに見た孔雀  孔雀
 西湖は「花港観魚」という場所から入り、遊覧観光をしました。 沼には錦鯉が沢山います。
 花港観魚  西湖遊覧
 花港観魚の中を30分ほど散策し、西湖(せいこ)をまた30分ほど遊覧しました。
ホームページに載っている記事を見ると薄曇の中で彩度の低い景観が殆どでしたので、好天に恵まれ空の青、水の色、緑が綺麗で
良かったです。
 「西湖十景」と言うのがあって、朝もやに柳がけむる、月光を楽しむとか長く滞在して楽しむ光景のようです。
時間に縛られて見学するツアー客にとってはこんなすっきりした景観で十分すぎるほど十分です。
 六和堂  杭州駅  待合室と改札
 本来、「六和塔」(ポロロッカの銭塘江の氾濫を鎮める為に建立)を入場見学の筈でしたが、上海行きの列車の時間の関係で写真撮影
だけして杭州駅に向かいます。
 駅に着くと、テレビで時々放映される「中国の乗車光景」に良く似た光景が目の前に展開されます。
『遠慮してたら置いて行かれるわよ』と、何方かが言っていましたが、まさしくその通り。
上の写真真ん中の、駅の階段を上るとラッシュです。駅舎内部に入るための荷物検査があってなかなか中に入れません。
乗車客に不便をかけないよう機械を増設したら良さそうにと、日本人なら考えるのですが・・・
昔々の日本の国鉄の『乗せてやる』精神がまだ生きているようです。
やっと駅の内部に入ると、列車ごとに待合室があります。入って直ぐに改札が始まりました。
 乗車した特急列車
 今回のツアーの目玉の一つが「2007年1月運行開始の新幹線『和階号』に乗る」ことですが、大体1ヶ月前でも指定席が取れないとの
ガイドさんの一言。
特急でちゃんと上海に行くのだから何騒いでいるの? って感じです。
 乗車券  本当は、2007年1月運行開始の新幹線『和階号』に乗れるはずだったが・・・
 座席を確認し荷物を積んで、発車まで時間が有ったので列車の写真を撮りにホームに出ました。
別なホームに『和階号』が停車中でしたので、せめて写真だけでも^^
 特急の内部  ホームからガイドさんを撮影  常温の缶ビール。名前は冷たそう
 車内販売も盛んで、ワゴン販売では日本のように冷たいのは買えませんが缶ビールも売っています。
他に、カップラーメン(お湯は列車の入口付近に給湯設備があるので入手できる)、スイカの切ったものも販売していました。