■ 故宮(紫禁城) その7
 故宮の屋根には、火災のお守りが必ず乗っている。中和殿のは11個で最大だそうだが、ここのは6個だった。
屋根の上に、対の「鴟吻(しふん)」が見られます、日本では鴟尾(シビ)とも言いますが、その二匹の金色の大吻の
尾は巻き上がり、背中には宝剣があります、建物を火災から守る神獣と言われています

建物の屋上の屋根の大棟の隅を咥え、動かないようにと剣で突き刺されて屋根に固定される造形物
 この辺からは多くの建物群が有り、迷子になりそう。
入場するのに大分時間がかかったのと、もともと2時間で周ろうと言うスケジュールなので、有る意味かなり端折った
見学です。
 
 ここでガイドも商売(?)をしなくてはなりません。『疲れたでしょうから、お茶でも飲みましょうか』と中にある施設に電話
し空いているのを確かめて案内されたのが↓清韻堂と言う物品販売の画廊。
 内部は撮影禁止。掛け軸が有って販売されている。
又、著名な書家と言う方がいて、四文字で2万円、一文字1万円で希望する字や四字熟語を書いて表装してもらえる。
  
今回のは現代のものなので問題は無いでしょうが、「骨董」の場合は例え故宮博物館の中で販売されている品物と
いえど注意が必要。「鑑定書が付きます」と言ってもここで売ったと言う様なものらしく、贋作も多いらしい。
ご注意、ご注意。
 ここを右手に入ると「珍宝館」と言って故宮の宝物を展示している。
そこに入るためには建物保護のため特製の草履のようなものを靴の上から履いて見学することになります。
 
今回は、時間の関係で素通りです。
 珍宝館の中に入ると九龍壁などが観賞出来ます。
前に来た時はフイルムカメラで撮影。
画質が悪いので、PIXTAさんから購入したものを使用します。
 九龍壁  
 龍の一部・皇帝が使える龍の爪は5本  
   
 細い通路を通って
 一箇所だけ、「鐘粋館」で玉製品の見学です。