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■ 松尾芭蕉ゆかりの地 神田川
井の頭恩賜公園と江戸川公園、関口芭蕉庵 |
『奥の細道』足跡探訪をしていた関係で、東京在住のお三方から情報提供を受けていたのが、関口芭蕉庵。
江戸に出て来て日本橋に住んだ後、神田上水の補修工事に従事した時に4年程過した場所です。
芭蕉が改修工事に従事した「神田上水」の水源は何処かと思ったら、三鷹市の井の頭恩賜公園なのですね。
昔、武蔵野台地最大の湧水池である井の頭池には、7箇所の湧水があったということから、徳川二代将軍・秀忠か
三代将軍・家光が「湧水の親分」の意味「江戸の井の頭」と呼んだと伝えられ、現在の公園名になっているようです。 |
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情報を頂戴してから気にはなっていたものの訪問する機会が有りませんでしたが・・・
桜の開花が間近い2010年3月20日に井の頭公園、翌21日に関口芭蕉庵を訪ねることが出来ました。
昨年10月に、太宰治の足跡を訪ねて三鷹の町並みを散策したのですが時間の関係で訪れることが出来ません
でしたので、今回実現しました。名前は知っていましたが初めての訪問です。 |
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昔は森の中にあったこの地も都市開発が進み、たぶん湧水も止り水も濁っていて神田川の源流とは想像しがたい
状態ではあります。
尚、水面に浮かんでいるのはキンクロハジロ(茶色が♀)で、後頭部の長い髪が愛嬌がある。 |
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JR吉祥寺駅から南下し井の頭公園に出たら池に沿って南に向かい、池の南端・京王帝都井の頭線井の頭公園駅
近くの水門橋へと向かいます。 |
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ここが水門橋 |
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神田川の源流の案内板がありました。 |
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神田川。この川を「神田川」と称するようになったのは最近のことで、1965年の河川法の改正からだそうです。
それまでは上流から、「神田上水」「江戸川」「外堀」という風に呼ばれていました。
「神田上水」は井の頭池から文京区関口の大洗堰まで、「江戸川」は関口から飯田橋まで、「外堀」は飯田橋
から隅田川までです。
次ページは、「神田上水」の終点・関口に行きます。 |
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公園の状況は、コブシは咲いていますが桜は未だです。それでも大道芸の皆さんのパフォーマンスとかもあり
皆さん思い思いに春の日を楽しんでいました。 |
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