■ 日本三景・松島 湾内クルーズ「嵯峨渓」など A
   
  岬を東側に抜けるともう一つの岬があり、その先が嵯峨渓です。岩の景観が荒々しくなってきています。
  萱野崎。こちら側から見ても嵯峨渓らしい景観です。  
  奥に、石巻市や牡鹿半島の陰が見えます。いよいよこの裏側が嵯峨渓です。
  先端を回り込みました。岩の構造がギザギザとした感じですが、ここから奥に進むと岩肌が変わってきます。
  そもそも松島は、仙台平野を南北に分ける松島丘陵の東端が海に沈水して出来た沈降地形です。
谷に海水が入り込み、山頂が島として残っている構造になっています。
  凝灰岩の岩肌   下の方が波に洗われ洞穴が出来ています。
  こんな見事な景観にもなります。  
   
  大部分の地層は第三紀層の凝灰岩、砂岩、礫岩などで出来ており、波に侵食され易い白から灰白色の岩肌に
なっていて、キノコのように上が残って下が削られています。
 下の岩は、ライオンに似ています。
  ライオン岩   アシカ岩
  背後の岩肌の固い岩盤だけが残って「本州」のような形になりました。『日本地図』という名前が付いています。
   
 右の島が、 みさご島。
鳥のミサゴが飛び立つ格好に似てることから。<下の写真参照>
  撮影は別の日ですが、夫婦島の上に営巣したミサゴ。
  同上、ミサゴが営巣した夫婦島
  岩肌に咲いていた「松島セッコク」… 国産の(?)デンドロビウム。<6月撮影>       左上の写真は、PhotoACさん提供
  厳しい環境の中で、松の木が生えています。  
  白い岩肌が続く屏風岩  
  東側沖に石巻市、牡鹿半島が見えます。  
  ウミネコの幼鳥   ウミネコ
  ウミネコ