■吹浦(十六羅漢岩)と三崎峠
 ■ 十六羅漢岩
 自然の悪戯 ? 自然は美しい
湯殿山ICから終点の酒田みなとICまで高速道を使い、国道7号線を象潟へと向かった。時々、小雨が降る曇天の日本海。海の色は「鉛色」
との固定観念がありましたが自然は時々、悪戯する。ダーク・ブルーのグラデーションの海が現れました。
 芭蕉一行は1689年7月31日、松島と並んで訪問したかった秋田県・象潟へと酒田を後にした。酒田から庄内砂丘(写真左下)を足を取られなが
ら吹浦まで来たが風雨が激しくなり、止む無く吹浦に一泊することになる。
吹浦港の向うに庄内砂丘と、その奥に酒田の風車が見えます。 雲に見え隠れする鳥海山
出羽二見 出羽二見の上の道路沿いには芭蕉句碑が有ります。
鶴岡で詠んだ「あつみ山や吹浦かけて夕すずみ
 これは、明治元年に、5年の歳月をかけて完成した羅漢像。全部で22体が彫られています。 この頁の一番上の岩の部分をアップで撮影。
尚、水平線に浮かんでいるのは飛島です。
 ■ 三崎峠  (ここは秋田県にかほ市)
 吹浦に一泊した次の日も雨の日であったが、芭蕉達は難所の三崎峠を越えて象潟に向かった。
十六羅漢岩から5km程進むと、古道「三崎峠」が有ります。頂上辺りまで少し歩いてみました。
  
それ程急では有りませんが、岩がゴロゴロした道で、昔は馬も通れな
かったと言うのも分ります。
左上の写真は、頂上付近を下から見たもの。右上の写真は、上から
下を見たものです。


十六羅漢岩から、三崎峠を見たのが左の写真です。

芭蕉が歩いた時はこんな海岸線を歩いて岬越えしたのでしょうね。
吹浦の夕日へ