■ 豫園(よえん)/ 上海 その2
 太湖石の石組みの庭園
  
 以上三枚は同じ庭です。
 園内の北端付近の点春堂と万花楼の間の壁上部は龍で装飾されている。
 龍は想像上の動物であり、頭は牛、角は鹿、口は馬、
爪は鷹、身体は蛇、鱗は魚に似ている。
 
龍は玉が大好きで、玉をくわえた龍はよだれを垂らして
しまう。
← そのよだれを喉元の蛙が待ち受けている。

龍は皇帝の象徴であり、臣下は龍の装飾を用いること
が禁じられていたらしい。しかし本来龍の爪は5本であ
るのに対しここの龍は3本または4本爪となっている。
豫園の持ち主は、咎められたときは「これは5本爪で
は無いので龍ではない」と答えたと言われる。
 
 反り返った屋根の軒と太湖石の独特の景観