おわら風の盆 『月見のおわら』とは
■『月のおわら』とは
旅行会社・クラブツーリズムと八尾観光協会がタイアップして『風の盆』を
再現するもので、毎年10月の第一土日曜日に開催され、2005年で8回目
となりました。
本祭りをゆっくり見れない観光客のため本祭りの開催前11日間に亘り、
前夜祭が開催されているそうですが、それの後バージョンと言うところで
しょうか。
 
■観光客の数
町民広場の駐車場に、観光バス60台位入るそうですがこれを利用します。
フルに乗ってきたとして、一日当たり、2500名のクラブツーリズムの観光
客が入ることになります。
本祭りが、一日6-7万人と言われていますので本祭りよりはかなりゆった
りと見学できます。
野外で開催されますので、当然一般客も来ていると思いますが、施設は
クラブツーリズムの客が優先されます。

■踊りの会場と町流しのゾーン
曳山展示館前広場の舞台1か所と、その前の通りの上新町通りと、一本
上、石畳の雰囲気のある坂道・諏訪町の二つの通りをそれぞれ3つのゾ
ーン分けて(A〜Fの合計6ゾーン)各町内が流します。一日では、違う
6町内の踊りを見ることが出来ます。
見ることが出来る町内の数に関しては、本祭りを2001年に見ましたが演
舞場以外に目の前で見たのは3町内だけでしたので遜色は無いでしょう。
☆雨が降れば町内での町流しは中止されますが、駐車場脇の屋外ステ
ージで演舞されるそうです。
 
■ビュースポット
人間中心部に集まる習性がありますので、本部の有る曳山展示館の近く
の上新町Eゾーン、諏訪町Bゾーン付近が一番混んでいます。
また、最後の30分は観光客も入っての輪踊りが上新町通りD・Eゾーンで
踊られますのでなおさら混むようです。
私は、スタートの7:00からと、最後の8:30からの町流し観賞はAゾーン(諏
訪町)にしましたが、ここは空いていてゆっくり観賞と写真撮影が出来ま
した。

■写真撮影とフラッシュ撮影に関して
『月のおわら』では、諏訪町の一番上Cゾーンがフラッシュ禁止ゾーンでし
た。
2001年の前夜祭から『諏訪町でのフラッシュは「ご遠慮下さい」』になり、
その後町内が拡大。現在は、町内を特定せずに『フラッシュ撮影
「禁止
の町内があります』と強い表現になっているそうです。
 自分が持っている普通のデジカメで、フラッシュ無しで「薄暗いところで
の動きのある被写体」を撮影するのはカメラの構造上かなり難しいです。
何十枚も撮って一枚見れるものがあれば御の字でしょう。
 現在では、本祭りでの撮影はかなり厳しいと思います。
その点この『月見のおわら』、いつまで開放されているか分かりませんが
雰囲気のある諏訪町で2ゾーンがフラッシュOKと言うのは有り難い事で
す。
 祭りそのものを楽しみたい皆さんには迷惑千万ですがお許し下さい。

■八尾の皆さんの優しさ・心遣い
 特に、石畳の諏訪町では、雰囲気を保つため「ぼんぼり」の明かり以外
民家の光が外に漏れない様家の明かりを消していらっしゃるとの事です。
 家の前には、縁台がおかれ自分たちが座るのではなく、観光客に提供
されています。
また、門前に花が活けてあったりとさりげない心遣いがとても嬉しいです。
 踊りが終わり、坂道を下っていくと家の前にいた地元の男性が(方言な
ので旨く表現できませんが)「ご苦労様です。”高い”踊りだね。皆でお金
払ってバスに乗って見に来て」と話しかけてきました。