■鉄道発祥の地 横浜駅(現・桜木町駅)記念碑と新橋駅
 ◆横浜駅   
 1872年(明治5年)5月に日本で初めての鉄道が品川と横浜の間で開業しました。そして9月には新橋と横浜の間で
開通しました。
 桜木町駅の関内寄りに「鉄道発祥の地」の記念碑がありますが、現在の横浜駅が1915年(大正4年)に開業する前
の43年間は桜木町駅が横浜駅でした。
 駅舎は新橋駅と同じ形をしており、アメリカ人のR.P.ブリジンスの設計によるものです。機関車・客車・貨車などは全
てイギリスから輸入されたものでした。
 ところで、この記念碑のある場所ですが、手元の旅行案内本にも表示がなく、ネットで探しても「桜木町駅近く」とか
曖昧な表現になっているので方向音痴の自分としては心配でした。
   
 偶然、最近訪問された方が迷いながらも探し当てたと言う記事を発見。
その記事によると線路と平行している歩道橋の上り口に工事のための仮囲いがあり、それに沿って歩くと見つかると
の事でした。今回、宿を取った関内駅側・馬車道通りのホテルからこの歩道橋を渡って来ると記事通りの光景が現れ
ましたので一発で見つけられました。感謝です。
大体、JR桜木町駅構内の付近案内図にも表示されていません。
JR桜木町駅前広場を、動く歩道のある方向とは反対側の右手に進み信号を渡ると郵便局があります。
ここを右折すると歩道橋と鉄道の高架橋が見えますのでこの下を潜って直ぐにあります。
 当時の駅舎の様子が刻まれています。  横には、当時の時刻表が載っています。
当時は一日2往復・横浜-品川間35分の表示になっていま
す。
 時刻表の下には、乗車の規則が載っています。
乗車するには、遅くとも15分前にはステイションに来いとか、喫煙車以外での煙草はダメとか書いて有ります。

 ◆新橋駅
 さて、もう一方の始発駅・新橋の画像を、東京のJyoさん
からお借りしました。

 双方の始発駅(終着駅)の様子を合せてご覧下さい。




 ←当時走っていた 12型蒸気機関車。
  
 ↓鉄道発祥の地の案内板と、2003年に復元された
   新橋停車場