■ 関内地区の歴史的建造物
横浜は日米修好通商条約(※)により開港した。条約上の開港地は神奈川だったが、東海道沿いにあった神奈川
での開港による外国人との間にトラブルの発生を防止するため横浜も神奈川の一部であると主張したのである。
横浜は水深があり、大型の外国船が入港するのに都合が良く、かつまた、一帯は開発のし易い新田地帯であった。
開港されると、アメリカと同様の条約を締結したオランダ・ロシア・イギリス・フランスとの交流も始まった。

※日米修好通商条約は、安政5年6月19日(グレゴリオ暦1858年7月29日)に日本とアメリカ合衆国の間で結ばれた通商条約。
神奈川(1859年7月4日)・長崎(1859年7月4日)・箱館(函館)(もとから)・新潟(1860年1月1日)・兵庫(1863年1月1日)の開港。
(下田の閉鎖(1860年1月4日))。 実際には、神奈川は横浜、兵庫は神戸を開港した。


今回は、関内地区の夜景を見てきました。
横浜に開港場をつくるにあたって、幕府はその周囲を川と堀割りで区切りました。出入りする橋のたもとに関門を設
け、内側は「関内」、外側は「関外」と呼ぶようになりました。
「関内」は、地図上には存在せずJR関内駅などに残っています。
伊勢崎町が関外だそうですから、JR駅から内側一帯がそうだと思います。
 馬車道通り。汽車が走るまでは馬車が走っていた。マンホールの蓋のデザインもお洒落です。
関内駅側から馬車道を北上すると神奈川県立歴史博物館に出ます。
これは1904年(明治37年)に建造された明治を代表する西洋建築のひとつで、旧横浜正金銀行本店の本館。現在
は博物館になっていて、丸いドームを冠した建物が特徴のネオ・バロック様式の建物。重厚感のある建物は見ごた
えあります。
通称「ジャック」と呼ばれる、ネオ・ルネッサンス様式の赤レンガの建物。横浜開港50周年を記念して、市民の寄付で
建築された。高さ36mの時計塔があり、横浜のモダン建築のシンボルとして親しまれている。
別の角度から
横浜税関
 1934(昭和9)年建造の5階建ての庁舎は、ロマネスクな
どの西洋建築様式が混在し、エキゾチック。イスラム寺院を
思わせる緑青色のドーム、ベージュ色の磁器タイルと、どこ
かやさしい佇まいは、「クイーン」の愛称で知られる。
神奈川県庁舎
「キング」の愛称で親しまれ、1928(昭和3)年建設。日本と
西洋の建築様式が混在している。中央の高さ48.6mの塔は
五重塔を思わせる造りで、帝冠様式と呼ばれる。
このスタイルは昭和初期に流行した。国の有形文化財に登
録されており、塔の上部と入口のみ照らされている。
 日本大通り。
外国人の居留地と日本人住居地を分けた通り。防火の意味合いからも広い道幅になっている。
横浜マリンタワー 横浜開港資料館。入口のみの点灯なのです。