■ 小江戸川越 その2 / 埼玉県
 蔵の町並みの西側には、蔵造りの店(店蔵)が隙間無く揃っています。
一頁目の一番上の写真の所、陶舗やまわ、町勘刃物店、深善美術表具店から北側に向って写真を並べてみます。
 
 札の辻の交差点まで続きます。
信号で車の往来が途絶えた時を狙って写真撮影してますが、結構往来が激しいので注意が必要です。
  町勘刃物店の屋根。屋根の部分が一番立派で目立ちますので、少しだけ解説をしておきます。
屋根の頂上部分を長く箱型に覆っているのが『箱棟(はこむね)』、両端に『鬼瓦』が有り、その内側の立派な曲線の
盛り上がり(=鬼瓦の一部に見える)が『かげ盛り』、屋根の両側の二筋の丸い瓦が『上平瓦(じようひらかわら)』。
軒の部分は三重蛇腹となって出桁が塗り込められています。
 蔵の町並みの東側、時の鐘の所と、そこから北側の光景です。
 札の辻から、300m程西側に20軒ほどの菓子屋が並ぶ『菓子屋横丁』が有ります。
明治の初めに駄菓子を製造する店が開かれ、大正時代に東京の菓子問屋が震災で焼失したことから
ここ川越の菓子製造がより大繁盛したとのこと。
 懐かしい駄菓子が並んでいて子供でなくても楽しくなるようです。