■ 小江戸川越 その1 / 埼玉県
 黒漆喰の蔵が建ち並ぶ埼玉県川越市一番街。 小江戸川越の呼称がぴったりの町並みを散策です。
一番街の幸町・元町・仲町一帯は国の伝統的建造物群保存地区に指定されている。
JR川越駅からは徒歩30分ほどかかりますが、名所めぐりバスが運行されていますので利用しました。 Map
バス停一番街の交差点・和菓子の亀屋の前辺りからの景観が見事ですね。
 川越に「江戸文化」が入ってきたのには 喜多院( Map ) が関係しているようです。
徳川家康が江戸に城を構えた時、北の守りとしてここ川越を重視し、川越城が築かれ徳川氏の重臣が入封して
治めた。また、家康は喜多院を庇護することとなります。
1638年の大火で喜多院も山門を除いて焼失した時、第三代将軍徳川家光は再建の為江戸城から家光誕生の間、
春日局化粧の間を移築することとした。 
その建材をどう運ぶか? 
そこで川の整備により舟運のルートが確保された。そうなると人と物資の行き来が盛んになり、また商家の出店が
江戸に造られ「江戸文化」を取り入れる素地が出来上がった。
 多宝塔、五百羅漢、鐘楼
 1792年建造の国の重要文化財「大沢家住宅」
明治26年の川越大火で燃え残り、川越商人に蔵造りを建てさせるきっかけになった建物です。
 川越のシンボルとなっている「時の鐘」。約400年前から城下町に時を知らせて来た。