◆徳島県徳島市 阿波踊り 
     
 
  今回演舞された連の名前は「娯茶平」さん。
終戦間もない1946年(昭和21年)5月に誕生した娯茶平の名は阿波弁で「でたらめな人」という意味を
「ゴジャ」「ゴジャブロゥ」と呼ぶ事から命名されたとのこと。

娯茶平の踊りは、「娯茶平調」と呼ばれ、男踊りの「網打ち」など、独自のスタイルを貫いていますとのこと。

「網打ち」は、男踊りの踊り方の一つ。漁師が網を前方に放り投げ、たぐり寄せるような動きで、連の踊り手が使っていたもの。
表現力が問われる高度な技法で、ベテランの域に達した踊り子のみが使うことを許されるという。
 
   女踊りは「品よく、優雅に、艶やかに」がモットー。

整然と隊列を組み、艶やかに踊る女踊り。編み笠からそっとのぞく表情の色っぽさに驚く。
スローテンポのリズムに合わせて、肩と腰をゆらめかせる姿は、息をのむほど美しい。
 
   女ハッピ踊りは「キレのよい団扇さばきで、粋に踊る」事だそうです。

通称「モモ」と呼ばれている女ハッピ踊り。女性の可愛さ、美しさに加え、粋さを兼ね備えるキレのある踊りが身上。
満面の笑みで観客を魅了するとのこと。
 
   会場では、観客も一緒に踊っていました。