■ 南材木町-穀町-南鍛冶町-荒町 その2 /仙台市・奥州街道
 穀町に入りました。木造の町屋造りの「うどん市」さん。
右上は、穀町の標識柱と背後の建物がこの辺りで一番古く明治3年建築の佐々木米穀店さん。
 角から東は畳町。今は畳屋さんは無さそうです。
左の洋風の建物は「カトリック畳屋町教会」、佐々木米穀店向かいの穀町保育園はもともと教会が有ったところ。
南鍛冶町にも日本キリスト改革派仙台教会がある。
八木文具店さん 洞口金物店さん
 穀町の北端は直角に左折(西)し南鍛冶町へと入ります。角地に鍛冶職人に信仰された火防の神様「三宝荒神社」
が有ります。
 鍛冶屋さんはもう一軒も無くなりましたが、明治5年創業の門間箪笥店さんは仙台の伝統工芸「仙台箪笥」を
作り続けています。仙台箪笥資料館も併設されていて平日と土曜日は見学できそうです。
 写真の右手の紙屋さんは大正二年まで鍛冶屋を
していたようです。
この先に「泰心院」が有り、その山門は現在の県庁の所
に有った伊達藩の藩校の正門を移築したもの。
 伊達家の家紋、「三引両」「九曜」が配された重厚な門。他の建物は戦災で消失したため唯一の遺産となっています。
 上の泰心院の西側辺りから荒町地区に入りますが、通りに面した建物は殆ど近代的建物に建て変わっています。
見たところ唯一の建物は森民酒造本家さん。店蔵を看板作りとしたもの。
左上は、仙台七福神の毘沙門天さん。
荒町の西端、国道4号線との交差点付近からの荒町の
景観。
(最寄り駅:仙台市地下鉄・五橋駅)
 奥州街道は、ここから4号線を渡って田町に入り、
程なく右折し国道4号線の西側を添った形で北上し
中心地国分町・芭蕉の辻へと向います。