■ 黒石市 その2 /青森県  古い町並み散策
 ここの通りは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
通りに面する建物のうち、かつて米を扱っていた大商家・高橋家は凡そ250年前に立てられたもので重要文化財。
 こみせに喫茶の看板が見えます。暖簾を潜って高橋家の中に入ると、14代目の女将さんが幅二間の広い土間
を利用して喫茶店を開いています。
 
 通りから見て左手は座敷、右側は庭になっています。
日本全国殆どの商店が、「間口何間の税制」つまり、通りに対しての土地の幅で課税されたことからうなぎの寝床と
言われる形式で税負担を軽減していましたが、ここでは違うようです。
 心意気見たいもの&暖かさが「こみせ」構造と共に感じられます。
 こちらは造り酒屋・菊乃井(鳴海醸造店)さん。
菊乃井さんの長いこみせ。
黒石は初めての訪問ですが、この「こみせ」を歩くととても懐かしい感じがするのは何故でしょう。
 
黒石は、津軽藩の中に位置するが、分知して黒石藩の城下町として繁栄。
自分は見たことがありませんが、阿波、郡上八幡と並ぶ日本三大流し踊りの一つ「黒石よされ」の伝統も持つ。
青森県各地で行われる「ねぶた」も、運行台数では日本一を誇るそうです。
 かくじ広場に通じる理右衛門小路。奥に公園とトイレが
あります。
 黒石名物にヤキソバがあります。駅前のすごう食堂
さんでヤキソバに汁をかけた「つゆそば」を注文。
太くて平らな麺がラーメンのような感じで入っています