◆不良オヤジの旅日記−世界遺産・コバルトブルーの仙境〜九寨溝・黄龍・成都の旅〜 2006.5.3-7
 この頃大分記憶力が低下しています。約5年ぶりの海外旅行、備忘録代わりにこの頁を記したいと思います。
小さな会社ゆえ、「休み」を取ると厭味を言われるとなれば勢い土日祝日を利用するのが気軽と言うもの。
今年(2006年)はGWの日並びが良く何処かに行って見たいなぁ。
 
 新聞広告を見ていたら地元旅行会社がシルクロードを訪ねる旅を企画していた。しかも、一人でもOKとのこと、早速申し込んだ。
古、駱駝の背に揺られ砂漠の道を通った…一部とは言えその時代へ気持ちはタイムスリップする。わくわくしながら 以前行った
デュバイの写真等を持ち出し夢をはせていたが、何日か経ってつれない連絡が入る。『お申し込みのコースは人数が集まりました
が、他のコースの人が集まらずチャーター便を飛ばす事が出来ません』

 をい、をい! 気持ちの半分は中国に行ってしまっているぞ!!

止む無く、改めてパンフレットを見直し今回のコースに変更。砂漠の世界から水の世界へコース変更です。
   
【第一日目2006.5.3】 毎度あり〜ぃ!!
 当日、成都へのチャーター便出発は12:55。 11:00集合で中国の入国・出国手続きなど説明を受け出国手続きに。
仙台空港の国際便は年々便数が減り寂しい感じですが、GWでしかも臨時便が接近しての出発時間帯となれば混むのは当然な
のですが手荷物チェックの機械は一個、当然長蛇の列が出来ました。
 仙台から5時間20分程で中国・四川省 成都に到着です。
入国手続きやら荷物受け取りで現地時間18:10頃バスは食事場所に出発です。
 到着したレストランでは、受付嬢が何やら言っている。
『毎度あり〜ぃ』
誰かが、関西弁を教えたらしい。

 一人旅は、このような場合座る場所の確保に気遣う。気の効いた旅行会社は一人旅どうしを「座席指定」してくれるが、今回はそ
うでは無い。となれば、まぁ、適当に空いている所に座ることになるが、それでも同じ隣席なら小難しい顔をした人の円卓を避ける
のは当然。
ざっと眺めて優しそうな顔ぶれが揃っている円卓を選ぶ。
この時ご一緒させていただいたお若いTさんご夫婦にこの旅行中、大変お世話になることになりました。

 噂の四川料理、確かに麻婆豆腐は辛い!!日本人向けに、かなり辛さを落としているとの事。
 さて、他の料理といえば…
チャーハン、ビーフンの麺、スープ等等、殆ど味が無い!! 
私の舌も馬鹿になっていますが、他の人も言うのだから間違いは無い。このギャップは何でしょうね。
ウェルカム・パーティになるのでしょう。 旅行会社もビールの飲み放題で対応です。 旅先かつ取り敢えずの目的地到着で気持ち
はうきうき、ビールが美味い!!
【第二日目2006.5.4】 トイレ事情&  『不良オヤジ』の始まりだょ! 
 ホテル6:00 空港6:507:30  九寨溝空港 9:10 11:20九寨溝-長海など見学 12:50レストラン-(チベット村)
 レストラン13:55 九寨溝見学 -17:00頃 ホテル

2003年9月に完成した九寨溝・黄龍空港に着く。山を切り開いた標高3,300mとかなり高い位置にあり、少し雲が掛かっていた
ので滑走路の向こうには何も見えない。拡張工事を行っているらしいが、日本のような重機は見えない。もしかしたら人海戦術で
かなりの部分をやるのかも知れない。

 空港から山道を下って行くが、途中からチベット族の家並みと経文を書いた色とりどりの旗が見え始める。今回の旅の楽しみは
中国の"少数民族"の模様を眺めるのもその一つでした。観光客としてその中に入ることは出来ないと思いますが、その一駒でも
垣間見れれば良いなぁと思っていました。
この辺で、バスが止まってくれればなぁ!
 と、思っていたら突然バスは現地の人たちのお土産スポット前で停車。正確に時間は測っていなかったが30分は動かなかった
のでは無いかと思う。写真右上、チベット族の売り子が見送りしている路肩には駐車場に入れなかった観光バスが止まっていて、
駐車場から出てくるバスが当方のバスとの間をバックミラーを擦りそうになって通り過ぎていく。

 やっとゆっくりと動き始めたその先の対向車線の光景を見て吃驚!
土産店に入るであろう車の列が2列、その脇を無理無理通ろうとする車がどんどん入ってくる。つまり、対向車線は無秩序に3列
位になっていたのだ。 ここを通り過ぎたら車の列は切れていたので、日本のように渋滞になっても行儀良く一列で待つ習慣は無
いようだ。
 九寨溝観光の途中のバスの中で、現地ガイドが『チベット舞踊ショー』の紹介をしていたので申し込む事とした。
昼食時に、Tさんご夫婦も見ますとの事で予約しようとしたら、『80席を予約していますので夕食の時に受け付けます』とのこと。
 
 所が、これが主催者エージェントには気に食わなかったらしい。
『現地ガイドが舞踊ショーの案内をしたようですが、明日は一番の高地を歩く事になります。高山病対策として今日はアルコール
も少しにして、ゆっくり休んで欲しい訳でして。 でも、どうしても、どうしても行きたい人が居れば…』と、切り捨てた!!

 折角ここまで来て、二度と来れないかも知れないので反対を押し切り申し込んだ。
殆どの人は申し込まなかったようで、私たちの夕食のテーブル席では3人だけ。 会場も、宿泊するホテルの施設でのショーに変
更となった。そして、ホテル到着後一旦部屋に入って下に下りたらTさんご夫婦が戻ってきて『手違いで予約が取れず中止になっ
たそうです』との事。

 そう言う事も有るだろうが…
何か”匂う”気もする。
    
 ”匂う”と言えば、トイレ事情
 『中国の奥の方に行って見ろ! 穴掘った上に板を渡した所で、まるで”野●●”と同じだから…』
などと、経験者から聞いていたし、キャンセルされたシルクロード旅行の案内にも日本人には使いづらいトイレです!との注意書
きが有りましたが、『今回の旅では心配有りません』との事でした。

 全くその通りで、レストランのトイレの個室もドアが有りました。しいて言えば鍵が壊れている程度です。
九寨溝・黄龍の園内のトイレは、中に入ると大小の便器が並んでいて、大は便座から青いビニールが掛かっていて、終わって
立ち上がると、ビニールの部分がズズッと下に巻き込まれて行きます。水を使わずこのまま何処かに持ち込んで焼却処分でも
するのでしょう。
 
 但し、この仕組みが分らず最初座った時には、”お▲△▲△”が、ビニールに触れるため”にあれぇー大丈夫かな?
と、思ったのも事実です。

 ↓次の項目にある、一番奥の建物の奥にトイレが有りました。
何せ、途中で得体の知れない飲み物(バター茶=本文参照)を飲んでからお腹が心配。おならをしたくなったのですが、”おつり”
が出ると大変なので寄って見ました。
 ついにご対面!!ドアの無い個室です!!
便器は金隠しの無いやつで、はたしてどちらが前なのか?? 
ケツを前に向けるのか、それとも後ろか?    (正解は、壁を背にして入り口を向いて使用するらしい)
 
偶々、誰も居なかったから良いものの… 一杯人が居たら??   確かに、日本人には使いづらい。