■世界遺産・コバルトブルーの仙境−九寨溝・黄龍・成都の旅− 黄龍 その1   その2  その3  その4  その5
 
 
四川省の東北部に位置する黄龍(こうりゅう) は、九寨溝から130km
ほど離れています。

玉翠峯(5160m)の山麓にある湖沼群で、石灰岩をたっぷり含んだ山
の水が、落ち葉や小枝を固めていき、長い年月を経てウロコの様な
池の堤が造られそれが棚田のように3400もの湖沼群となって連なり、
その姿がまるで龍のウロコのように見える事から名付けられました。


入口の標高は3198m、上の五彩池が3553mその標高差は361m。
上り・下りは一方通行になっていて、上りは約4km、下りは約3.5km
です。

標高がかなり高いので高山病に掛かる人が多いので、かなり脅しを
掛けられました。
前日は睡眠を十分にとること、アルコールは飲まない、水分を多めに
とって決して急ぎ足で登ってはいけない。出来れば酸素ボンベ(50元
=\750)を持参すること。

 駕籠屋さんがいて(片道\5,000)歩くのが苦手な方はこれを利用出来
るそうですが、この日はいませんでした。 木道の部材を運んでいる
強力が多数いましたので、もしかしたら”ゴールデンウイーク”は混雑
を避けるため駕篭かきを禁止したのかも知れません。

黄龍の入口
 このように、塵一つ無い綺麗な散策路を登って行きます。登りの道は主に木道、下り道は主に写真の様な土の道になります。
歩き始めて程なく迎賓湖が見えてきます。 案内図をご覧なってお分かりの通り、中国語・英語・日本語の説明が書いて有ります。
いかに、日本人が多くこの地を訪問しているかを象徴しています。
この日、入口近くのレストランで昼食を済ませ12:00から園内に入りましたが、『団体で入っているのは、日本人だけ』だそうです。

 ちなみに、中国人にとっての『一度は行って見たい観光地』は、九寨溝・黄龍だそうで中国でも人気スポットになっています。

 今の時期、やはり肝心の水が有りません  辛うじて、上部に水の有るところがありました
 背景は、こんな切り立った山肌です 「飛瀑流輝」
 「蓮台飛瀑」  「洗身洞」
 「金沙鋪地」 ここは急流の為大きな池は作られず棚田のように
なって連なります。
 「盆景池」
 雪がまだ残っています。これらが解けないと本来の黄龍の景観は見ることが出来ないのでしょう