上の写真は、弥勒菩薩(みろくぼさつ)。
中国の甘粛(かんしゅく)省蘭州(らんしゅう)黄河北岸、積石山にある約2kmの石窟群。
西秦から隋、唐、明、清時代まで造営されたもので1952年に発見された。
険しい峡谷にあってイスラム教徒による破壊や外国人の持ち出しを逃れたため、仏像が多く残されている。
岩壁には190あまりの石窟があり、大小700体近くの仏像が残されているが、
大仏は171龕にある唐時代の大仏や、古いものは「西秦建弘元年」(420年)と記された第169窟である。
「炳霊」とは、チベット語で「十万仏」という意味。 |