■ 歴史散歩の道・「ヒジガービラまーい」の一部、崎山地区   2014.12.22
   2014.12.22、参加したツアー日程で午後からフリーの時間がありました。
滅多にない機会なのでネットで調べていたら「歴史散歩の道・ヒジガービラ まーい」と言うのを見つけました。
首里城と識名園を結ぶ昔王族が通った古道のうち金城ダム下のヒジガー橋から首里城までの道筋です。
 時間と体力の関係から、首里城南の崎山公園とその周辺を散歩することとしました。
  崎山公園の入口の前から東に90m先の通りが「崎山馬場」(この頁の中程で紹介)だったとの
案内板がありました。(2016.2.1再訪問)
  公園前の施設、樋があって池になっていますが、昔のものかどうかは分かりませんでした。
  現在の便利な交通機関に慣れきっている自分には、識名園から首里城まで登れと言われてもきついですね。
 高台となっている崎山公園に登ってみます。入り口近くの金網でくくられた
「桃太郎が飛び出した後のような岩」が、崎山遺跡の様です。(2016.2.1)
旧石器時代の遺跡で、鹿の骨等が発見されたけど砕石工事で著しく破壊されてしまったとのこと。
 一寸高台になっている所が崎山公園

右上の碑は「東姓拝所」となっています。東に向かって拝むところでしょう。
  公園の下の方にある崎山御嶽
写真右上のフェンス内に祠がありましたが、写真撮影を忘れました。
 公園の東側、泡盛工場「瑞泉」に向かう側に「崎山樋川(さきやまヒージャー)」の遺構がありました。
王府時代、年中行事の際高級女神官の参詣、また、恵方が巳に当たる年には元旦に若水を汲まれて王様に献上した。
 全体像  樋川の部分 (上の4枚、2016.2.撮影追加)
  その昔、「首里三箇」と言って酒造をすることが許された3つの場所があり、ここ崎山もそうでした。
その名残が、上の写真の石垣です。
現在でも、瑞泉酒造さんが営業されています。
 崎山馬場御桟敷跡
王族が見学したのが御桟敷(うてんしち)
 散歩道の目印は、左の写真の様な四角の石敷きと
上の写真の様な石畳の道です
  末衛増獄(シーマタキ) 
(昔は横に井戸が有り馬を洗っていた)
  昔は大きな岩が丘の様になっていたらしい。
 下の雨乞嶽の手前にある「御茶屋御殿石造獅子」
元々は、4つ下の御茶屋御殿跡にあったが崖崩れの恐れがあって移転したとのこと。
  雨乞嶽
雨乞いが行われた御嶽(ウタキ)は各所にあるが、ここは王様が自ら訪れて雨乞いをした場所だそうで
アマグイヌウタキと呼ばれていたようです。
  コンクリートブロックと言うのがご愛嬌ですが・・・
今でも何方かがおそないを持参するのでしょう。
  この場所は公園になっていて、展望が良いです。
曇り空から、日差しが漏れ「天使の階段」になっています。
 御茶屋御殿跡
現在の首里カトリック教会のところです。
 ここから、道の半分が続くのですが
この階段を下りて、戻ってくる元気が無く、今回はここから戻って金城町石畳通りに向かうことにします。