■ 興福寺     /  奈良2010.9.18-20  B
  もともと今回の奈良観光は、申し込んでいた某旅行会社のバスツアーに参加者が集まらず催行中止になったこと
から急遽個人旅行に切り替えたものでした。
 そんなことから、奈良でホテルを探しましたが無くて、JR沿線を探していて天王寺のホテルになりました。
通天閣や、聖徳太子ゆかりの四天王寺のあるところです。移動は、JR「大和路快速」を利用しました。
 第一日目は、「ぼけ封じ」+「古い町並み散策」で、安倍文殊院、おふさ観音、今井町を訪問。
二日目は、定期観光バスで法隆寺などを回るコースを選びました。
 朝早めにホテルを出て、奈良に到着しJR奈良駅から三条通を通って興福寺を拝観しました。
 開化天皇の御陵や「せんとくん」の看板を眺めながら進みます。
 南都銀行(本店)の風格の有る建物は、1926年建立の登録有形文化財になっています。
南都とは、奈良の古名とのこと。
興福寺創建1300年記念・国宝館開館50周年記念の入場券
 さて、本題に戻ると・・・
平城遷都1300年祭開催の奈良で、創建1300年を迎えるのが興福寺の拝観です。
和銅三年(710年)に飛鳥藤原京から現在の場所に移築されたそう。
  
 今はどうか分かりませんが、奈良ツアーで東大寺には寄ってもここ興福寺はパスしています。
五重塔が好きな自分は、奈良に宿泊した時、バスの出発時間の前の時間を利用して朝の散歩を兼ねて興福寺に
来たことがあります。
 
 昨年の2009年3-6月東京国立博物館で展示され爆発的人気を博すまで「阿修羅像」の存在すら分かりませんで
した。 今回の奈良訪問では、必ず拝観しようと思っていましたので9月19日、実現しました。

 阿修羅像は、八部衆の一つで興福寺のそれは迦楼羅像(かるらぞう) と沙羯羅像(さからぞう)と共に3体が少年
の姿です。
本来、軍の神様なので激しい怒りを表すそうですが、興福寺のは全体的に華奢で激しさがありません。正面の顔は
眉間に皺を寄せて懺悔している表情らしいのです。向かって左側の顔はぐっと唇を噛んでいます。
昨今の若い女性に流行の「仏像ブーム」と相俟って、この辺が、心を掴んで大人気になったのでしょうね。

※八部衆(はちぶしゅう)は、仏教が流布する以前の古代インドの鬼神、戦闘神、音楽神、動物神などが仏教に帰依し、護法善神となったもの
である。十大弟子と共に釈迦如来の眷属を務める。
 猿沢池  南円堂
 国宝・三重塔  お地蔵さんがひっそりと。
 中金堂は復元工事が始まりました。完成は平成30年とか。
 国宝の東金堂。左後ろには国宝館。  右手には国宝・五重塔。
     五重塔のアップ画像は こちら
 今回、国宝館と東金堂を拝観しました。拝観時間は朝は9時00分からのスタートですが、10分ほど早く入場させて
貰いました。お陰さまで国宝館では団体さんが入る直前にゆっくりと阿修羅像などを拝観できました。