■ 蔵の町 長野県須坂市 その1     その2へ
 長野県長野市から長野電鉄で30分程の位置に有る蔵の町・須坂市。     Map
藩政時代は、須坂藩主堀氏の館町として繁栄、明治から昭和にかけては製糸業によって隆盛を極めた町です。
町並み探訪をしていて”力の入れ方”の有無は↑の様な案内標識が有るか無いかでも識別できます。
長野電鉄須坂駅で下車、駅前の道路向い側のビルに観光案内所が有りますのでパンフレットを手にいれ、町並み探訪スタートです。
駅前から右手の通りを進み信号二つ越すと、銀座通り(旧・谷街道)に出ます。その角には『須坂クラシック館(元牧新七家)』が有ります。
蔵の根元には、『ぼたもち石積』と呼ばれる丸い石を上手く組み合わせた土台が有ります。
 ここは、日本画家・岡信孝氏の古美術コレクションを展示しています。
この屋敷は、江戸時代から須坂藩御用達の呉服商であった牧氏が明治初期に建てた物です。牧新七は仲間と須坂銀行を創設、山一製糸を
興しましたが明治終盤に火事で工場を焼失、大正に入って須坂の製糸王と呼ばれた越寿三郎の手に渡り、昭和に入り酒造業本藤家に渡りま
した。
 長屋門を潜って中に入ると右手の『土蔵展示室』には、日本及び朝鮮半島における李氏朝鮮時代の古民芸を展示しています。
 母屋の内部、奥座敷と座敷からの玄関の方向。 ウサギ小屋に住むものとしては何とも羨ましい広さです。
 さて、須坂クラシック美術館を後にして次の目的地・蔵の建ち並ぶ中町交差点へと向かいます。
 信号を右折するとなかなか立派なお店が建ち並んでいます。薬屋さんの建物には、うだつが見えます。
 国道406号をそのまま南下し、次の目的地田中本家博物館に向かいます。 造り酒屋さんなどの建物を見ながら進みます。