■ 真壁のひなまつり 茨城県桜川市  その1
 旧・真壁駅。現在、場所名としての真壁駅と、プラットホームの跡が残っており線路はりんりんロード(サイクリング
ロード)として活用しているようです。 Map

 鉄道は、関東鉄道筑波線(土浦-岩瀬間)が運行していましたが昭和62年に廃線となり20数年たち、路線バスも
数年前に廃止となりました(土浦から真壁高校に通学する為のバスは走っているようです)
古い町並み散策もバスツアーか公共交通機関を利用している私にとってなかなか訪問しづらい町でした。
 
 2月後半から3月3日まで『真壁のひなまつり』が開催され、関東鉄道の臨時バスが(つくば-真壁間)運行されること
を知りこのチャンスを活用して訪問してみました。(2009.2.21)
 筑波山が望めるこの町、中世には真壁氏の根拠地で江戸時代には笠間藩の陣屋町として栄えたところです。
現在の主な産業は、筑波山に連なる加波山(かばさん)で産出される花崗岩の加工、鋳物などである。
 この真壁が特有なのは、300を超える古い店蔵や土蔵・門などが存在し、平成8年度に文化財保護法の改正に
伴い成立した「国の登録文化財制度(※)」を活用して平成11年から100棟以上も登録していることである。
↑町並みを散策しているとこんな「登録有形文化財」の標識がいたるところに有る。
 
 いずれの建物も「現役」で、内部の公開が無いことから外観だけの見学になる。
店内にお雛様を飾る「ひなまつり」は内部を見せていただく絶好のチャンスになる。
 
 (※)建築後50年以上たった住宅、蔵、煙突、橋などの建造物について保存と活用する制度。
 旧・真壁駅から南下し右折し町の中に入り一番最初に拝見したのは上宿町、桜井精肉店の和紙の雛飾り。
 
 何しろ登録建物が100件以上、「雛飾りの展示」は178軒。全ては見て回れません。
この一ページ目では真壁駅の前の通りから一本西側の通り(上宿町、見芽通り、新宿町付近)をご案内します。 
 稲葉米穀店のお雛様。奥に箱階段(※)が見られる。
 
※ 狭い町屋で、二階に昇る階段下の空間を活かすために収納の為の戸棚などを設けた「箱階段」が江戸時代初期に登場した。
 増渕邸  満寿庵たちかわ
 関根邸  中村邸
                           
  
◆行程メモ
仙台 7:47 Maxやまびこ104 9:44 東京- 秋葉原 10:00 つくばエクスプレス  快速 11:08 つくば 11:35 臨時バス
12:25 真壁    真壁 14:25 臨時バス 14:50 筑波山梅林 16:05 臨時バス 16:45 つくば 16:55
つくばエクスプレス快速 17:40 秋葉原-東京 18:08 Maxやまびこ127  20:17 仙台