■ 西馬音内盆踊り 2005 特設会場での演舞1 『音頭』
 めでたく特設会場と本踊りの桟敷席の券を入手し、町内をぶらりと歩き名物のそば粉100%の冷やし蕎麦と缶ビールでお腹と喉を潤して早めに特設
会場に来ました。広場脇では地元の写真家・鈴木洋一氏が10年がかりで撮影したと言う小さな写真集を販売していましたので購入。 こんな写真を
撮影するのは無理だろうなぁ、等とため息つきながら眺めつつ開園を待っていました。 ここでは、8時と9時の二回20分ほど踊りが披露されます。
気持ちが高まる中、篝火に灯が灯り憧れの西馬音内盆踊りが始まりました。  前半は『音頭』と呼ばれる踊りです。
 
 吃驚するのは、踊りの輪が観客の直ぐ傍まで寄って踊る事です。「踊り子さんに手を触れ無いように…」なんてアナウンスは流れませんし、流石
そんな不届き者はいません。が…そんな距離です。     黒い覆いをつけていますが「ひこさ頭巾」と呼ばれているものです。
 踊り自体は、非常にゆったりしています。「〜はぁ、踊り踊るなら東京音頭♪」など地元で見る「ちょちょんがちょん」の振りとは違います。
また、歩の進め方もゆったりしています。一歩進んで一歩戻る、同じところに留まって左右に向いて… こんな感じで同じ踊り手の踊りを長く
鑑賞できます。
 お囃子の音頭が流れています。メロディは秋田音頭そっくり、歌詞はユーモラスなもので優雅な所作の踊りとはかなりかけ離れていますが、
何故かマッチしてくるのが不思議です。