1.ミュンヘンと古城街道・ハイデルブルク
2.ロマッチック街道・ローテンブルク
3.ロマンチック街道・フッセン
ドイツの南限、オーストリアとの国境の町フュッセン。山と湖に囲まれ
た保養地として有名。
おとぎ城、ノイシュバンシュタイン城は隣の村、
ホーエンシュヴァンガウ村にある。
城づくりに憑かれた、ルートヴィッヒ2世が子供時代を過した城、
ホーエンシュヴァンガウ城。ネオゴシック様式の城で、父マクシミリアン
2世が再建した。 シュヴアンガウとは、白鳥の棲む水辺の意。
ルートヴィッヒ2世がバイエルン国王の地位を継いだのが1864年。18歳での即位。若くからワーグナーの作品に魅せられ、神とまで
崇めた。ワーグナーの作品『ローエングリン』に登場する白鳥の騎士を愛した。 即位から4年後、”新白鳥城”ノイシュヴァンシュタイン城の
建設に着手。

 ”見つけうる限り最も美しい場所”を探し、ワーグナーのオペラの世界を再現したく心血を注いで建築した”夢想”の世界。
”狂王”と呼ばれたルートヴィッヒ2世が、美学と夢と公費をつぎ込んだ未完の神殿。内部も白鳥のモチーフを取り入れた豪華なつくり。
 目に余る乱費ぶりを見かねたミュンヘン政府は、”狂気の烙印を押し”王の権力の座から下ろす方策をとる。
彼は、ミュンヘンで謎の死を遂げる。40年の短い人生であった。 
 自分だけの夢の世界に彼は、たった、9日間の逗留であった。
城の、内側の建物の状況。