■ プランバナン寺院  2017.5.5 
   
 ジャワ・ヒンドゥーの至宝、プランバナン寺院
 インドネシア人用の入り口と、外人用の入り口がある。
外人向けの料金が約3千円は、高い気もするが観光資源が頼りの国としてはしょうがない所か。
 
 この頁では右上写真の案内図の手前側プランバナン寺院を取り上げていますが、
案内図の北側(奥の方)の「セウ寺院」は次頁になります。
  東を正面とし外苑・中苑・内苑の三重構造で大小237基の祠堂からなる国内最大のヒンドゥー寺院。

カイラス山を模したシヴァ堂を中心とする内苑と、その外側の小祠堂は崩れたままで放置されている。
  ヒンドゥー王朝が、仏教を信奉する王朝の勢力に押されたが、婚姻を通して両家の結合が図られた。
 
ヒンドゥー王朝復権と結婚を記念し、ヒンドゥー寺院・プランバナン寺院と、仏教寺院・セウ寺院が850年頃に
建設。

 920年代に起こったムラピ山の噴火で、王国の中心は東に移動することになり、
その後、16世紀の大地震で崩壊してしまった。
1930年から修復作業が開始し、1991年に世界遺産登録され、現在も修復作業が続けられている。
    内苑は一段高い位置にある
   
  シヴァ堂は、炎のようなデザインであるが、上部は無数のリンガ(シヴァ神の象徴)で装飾されている。
  入口の階段を登って中に入ることが出来る。
  内部・東側にシヴァ像   西側にガネーシャ。
鼻をなでると良いというので光っている。
  南側にアガスティヤ  北側にシヴァの妻・ドゥルガー
 入り口を守るのはカーラ(冥界の王)
 カーラ  
  中央に獅子像。左右に天国の樹カルバタールと
半人半鳥のキンナラ、キンナリのレリーフ
  以下、何のレリーフかわかりませんが
緻密な作品が彫られています。