■ 鴨緑江公園・鴨緑江(おうりょくこう)断橋…丹東市①   2018.5.5 
   
 北朝鮮との国境の街・丹東市

鴨緑江に日本が架けた2本の橋が並んでいます。手前が1911年完成の第一橋、
後ろが複線化の必要から1943年完成の第二橋。
共に、1950年に朝鮮戦争時米軍が北朝鮮側を破壊した。
北朝鮮側に見える3本の煙突は、王子製紙の工場跡地の物だそうです。

手前の橋は、そのまま「断橋」として保存しているが、
後ろの橋は、修理して現在も北朝鮮との鉄道(単線)、車両が走る「中朝友誼橋」として活用している。
  鳥観図。 (鴨緑江公園にあった旅行会社の広告の一部を借りて、) 上から見る2本の鉄橋の様子です。
  川の岸辺の鴨緑江公園。  
  「北朝鮮料理店」。制裁激化で北朝鮮人経営の店は
休業中との事。入口で北朝鮮人の女の子が客寄せ
しているが、カメラを向けると隠れてしまう。
  我々は、普通のレストランで海鮮料理の昼食を
とりました。
   
  遊覧船に乗って、北朝鮮側を覗き見れるとの事で地元の人達にも人気があるようです。
 
我々は、この後40km程上流の、もう一つの日本が作った橋、「河口断橋」で遊覧船に乗りました。
 鴨緑江断橋のモニュメント  
 橋の袂に、日本軍が建造したゲリラ対策のトーチカが残っています。
  断橋は、歩いて見物できます。
 
橋には、橋の歴史や、「抗日教育の一環らしき」説明文が展示されています。

隣の今も使っている第二橋も日本が作って、現在も活躍しています位のことを表記する度量は無さそう。
  この橋は、船が通行できるよう「可動橋」となっていました。
  可動橋の構造設備
  中央辺りの、橋の切断部分に到着です。  
  爆破によるぐにゃりと曲がった鉄橋構造も
残っていました。
  一番端の所で、商売をしている人がいました。
奥から金日成バッチ等を持ち出して勧誘していました。
  断橋の橋から北朝鮮を覗いて見ます。
  女性らしき人を1人見かけました。   最上部に作業員らしき人が見えました。
  遊園地の施設の様なのが見えますが北朝鮮得意の「見栄の施設」で稼働していないようです。
 
  北朝鮮への経済制裁で、中国側も「実施している」らしく、トラックの行き来は全くありませんでしたが
帰り際に、北朝鮮側から貨物列車が通過しました。

尚、6週間前の2018年3月25日に金正恩が特別列車でここを通過し北京の習近平に逢いに行った。
  機関車を見てみると瀋陽鉄路局所属の様です。
経済制裁強化で中朝間の物資輸出入は途絶えているものと思ったが、鉄道では継続しているようだ。
世界を騙すのが得意な「キツネ」と「タヌキ」のやることに納得(?)した。