■麦積山(ばくせきざん)石窟 ①  2018.1.1 
   

 敦煌、雲崗、龍門石窟に次ぐ中国四大石窟の一つである「麦積山石窟」。

 「麦積山」とは、農家が刈り取った麦の穂を乾燥の為に積み上げた形がこの山に似ていたことからの命名。
 
 西安から西へ約300kmの天水にある。
天水とは、「天河注水」=天の河が水をこの地に注いだから名付けられたとの事。

 その甘粛省天水市の南東45kmにある石窟寺院。
分水嶺ともなっている秦嶺山脈の西端にあり,1952年に発見された。
石質は礫岩(堆積 (たいせき) 岩の一)で,その石質から塑像が多い。
 
北魏,西魏,北周,隋,唐,宋,明代に造営、補修工事が行われた。
日本史で言うと、古墳時代から江戸初期(1603年江戸幕府開く)に亘る。
194の窟龕が現在知られている。


 今回は、赤い線で表示したコースをツアーガイドの案内で約1時間30分程で石仏を見て回ったが、
ガイドがいないと道に迷って大変だ。
  
  上の写真は西側の壁  こちらは東側の壁
  西壁を拡大  
  大仏部分を拡大  
  上の写真は、東側の壁を拡大  
  天水のホテルを8時30分に出発し、約2時間かけて麦積山の駐車場到着。
 麦積山の近くの秦嶺山脈が「分水嶺」となっており、北側が黄河領域、南側が長江領域になっている。
    観光バス駐車場からは電気自動車で更に上に行く。
 電気自動車の終点から少し上へ行く。
   
 程無く、石段となり石窟に向かう。