■ 万里の長城/居庸関 その1
 北京オリンピックが開催されたのは早くも2年前となってしまった2008年。
通称「鳥の巣」と呼ばれた北京国家体育館を車窓から眺めます。
この近辺には普通の民家が有ったのでしょう。
 北京は過去に2度訪れていますが、前来た時はこんな光景には出会えませんでした。
そんな意味では、とても感動的な光景です。
 さて、「万里の長城」見学は代表的な「八達嶺」に向かったのですが、途中で高速道は大渋滞になりました。
ガイドの話では、中国人も豊かになり旅行を楽しむようになったことと、日本のGWとダブる5月1日から3日まで
メーデーの連休となり、人気の故宮と万里の長城を訪ねる人が多いとの事、しかも10家に4台の自家用車の普及
が要因となり、渋滞を引き起こしているらしい。
 
「普通の日に長城を見学すればそんなに時間はかからないので、連休に来ることないのに・・・」と、ガイドは口説
いていました。

 そんな訳で、急遽目的地を手前の「居庸関」に変更して、暫らくは快適に進んだのですが、結局ここも渋滞でした。
大体、対向車線にどんどん車が進入し、途中で『割り込み』をする。
対向車とのすれ違いにまた時間がかかる。 こんな繰り返しで、我々のバスは全然進みません。
 そこで途中から歩くことになりました。
ガイドの予測では20分位でしたが、結果としては1時間以上も歩くことになりました。
 
上の写真は、やっと万里の長城が見え始めた時の写真です。
 
 やっと居庸関に到着した時には、西側の長城の山は日が沈む頃でした。
 西側と東側、どちらに登ろうか?
写真撮影を考えると、陽の沈んだ西側に登り、未だ明るい東側の長城を撮影するのがベストな選択です。
 少しは高いところまで登りたかったのですが、お恥ずかしながらここまで歩いて来たので腰に負担が掛かり少し痛み
を覚えます。
 こんな時は無理をしないのが得策。上の写真の櫓で「頂上」とします。
 これ以上、上には・・・