■斎場御嶽(せーふぁうたき) ②  2016.9.11 
  上の写真の左下が、斎場御嶽の地図です。

尚、解説全体は、国王による聖地巡拝についての内容です。

「現在位置」の近くの道が上に向かう所が入口、下の写真の「御門口」です。
  御門口(うじょうぐち)
 
神社で言うと「拝殿」にあたる場所で、ここから先には王族関係者しか限られるため
右手の場所に6つの香炉が有り、一般の人々はこちらで拝んだとのこと。
 「大庫裡(うふぐーい)」
  御門口から登り始めると最初に現れるのが「大庫裡」。

大広間とか一番座とか言う意味が有るようです。
前面には石畳の敷かれた祈りの場が有ります。
 太平洋戦争の艦砲穴の跡。歴史資料として保存。
 「寄満(ゆいんち)」
  寄満とは、首里城の料理を作る厨房の名前ですが、ここでは調理とかはせず
「豊穣に満ち満ちた所」と言う意味合いを持っていたようです。
ここでは、その年の吉凶を占っていたようです。
 「シキヨダユルとアマダユルの壺」
鍾乳石の先端から滴り落ちる「聖水」をあつめた壺。

 下の「三庫裡」の右手の部分になります。

入れ物が有るとお賽銭を入れたくなりますが、禁じられています。
  「三庫裡(さんぐーい)」の入口
    入口右手にも拝所が有ります。
  地殻変動で岩が寄り掛かったようになった岩。
 「チョウノハナ(京のはな)」という最も格の高い拝所。

 隣国の不届き者がよくこの香炉に上がって記念撮影をするらしく注意書きが有ります。
  その左手に「三庫裡(さんぐーい)」の拝所が有ります。
  そして、その左手に「久高島遥拝所」が有ります。
 
琉球王国の王はまさに太陽であり、その太陽が上がって来る位置に久高島があることから
崇拝されているようです。
  この日の天気は、「曇りから晴れ」に移行しつつあり、かつ、湿気がとても多かったので海上にある
久高島は霞んでうっすらとしか見えませんでした。
 
  そこで「PhotoAC」さんのフリー写真をお借りして、視界が良ければ久高島がこう見えるはず ♪
を再現しました。
  
  ここで出会った「オオマダラ」。
 沖縄旅行では、西表島の隣の由布島の温室とか、本島中部の蝶々園とかで見ることが出来ますが
自然の場所で写真撮影出来たのは初めてです。

 右上の写真は、何か神々しく見えますね。