■ 天岩戸神社(西本宮)と天安河原  2013.2.10
 1300年前に編纂された古事記。その神話の舞台、天岩戸の地の訪問です。
 スサノオノミコトが乱暴を働いたことに怒った天照大神は岩屋に閉じこもり岩戸を閉めてしまったため天地は暗闇になり
疫病も流行り始めました。そこで、八百万の神々が天安河原に集結して解決策を相談します。
 鶏(長鳴鳥)をたくさん集め、御幣を飾り、樽を太鼓代わりにして天鈿女命(アメノウズメノミコト)は岩屋の前でおもしろおかしく踊って
神々は大笑いして騒ぎます。
 不審に思った天照大神が少し戸を開けたとき鏡を向け「あら、私の他に太陽神がいるのかしら?」と、自らの姿が映ったのに気づかず
もう少し戸を開きます。
 このチャンスを逃すものかと、手を取って外に出し、岩屋の戸は手力男命が戸隠神社まで放り投げてしまいます。
こうして、世の中に光が戻りました。
 あの古事記の物語です。
 
 拝殿
 神主さんに説明を受け拝殿でお祓いを受けた後、裏手に案内してもらいました。
裏手は御神域と言うので撮影は禁止です。
 対岸にこんもりとした場所が広がっています。
天岩戸の本体は岩が崩れてしまっているとのことですが目では確認できません。「大体あの辺にあったのね」と言う程度です。
 
天安河原に向かう途中、対岸が見える場所がありましたので撮影したのが右上の写真です。
位置からして、凡そ写真の真ん中辺りの下に天岩戸がありそうです。
 神楽殿。 
飾られている切絵は彫物 (えりもん) といって、十二支と春夏秋冬を並べることで、五穀豊穣を あらわしているそうです。 
 天岩戸神社(西本宮)の八咫鏡(やたのかがみ)を拝して、天安河原へと向かいます。
 当地にも有るような渓谷です。
  
 
 
 
 入り口から凡そ7-8分で天安河原の迎慕屈に到着です。
渓谷が開けた所で左手に洞窟が開けています。 一番奥に小さな神社が置かれています。
八百万の神々がここで対策を練ったと言う事で、八百万の神が祀られています。
 
 何時のころかから石積みが行われるようになったとの事です。
当地(宮城県)ですと蔵王連峰の賽の河原などや、登山をしていると時々目にする光景ですね^^
 昔々の大昔、この一帯に日本全国の神々が集結し天照大神の明かりを取り戻そうとして協議した場所なので、時々今でも
神様が訪れているかも知れませんね。
 何か神々しい感じのする場所ではあります。