■東大寺 修二会(しゅにえ・お水取り)お松明 2006.3.11  その1 
         その2『お松明』
 2006年3月11日、奈良東大寺・二月堂で行われる『お水取り(修二会:しゅにえ)・お松明』を
見に出かけました。
先ずは、どんな感じなのかを国立博物館の特別陳列『お水取り』で勉強です。 
中には、関連の資料や一般には見ることが出来ないお水取りの行事の写真展示や『内陣』の
再現ディスプレーなどが展示されていました。

 東大寺二月堂の『お水取り』は、正式には修二会(しゅにえ)と言い、『十一面観音』に過ちを
懺悔して除災招福を祈る『悔過(けか)』をする行事とのことで、お水取りは奈良時代から一度の
中断も無く続けられ今年で1255回目になるとのことでした。

 いつもお願い事をしている十一面観音さんに、何か貢ぐものは無いか? 
殺生を繰り返している人間(生物)の根源をなすものは『水』であり、寒の季節の水は腐る事も無い事から
これを捧げ、五穀豊穣をも願う為に行っている。とは、ガイドさんのお話でした。
  
奈良国立博物館の本館  博物館の前で鹿と親子連れ
 何度か東大寺を訪れていますが…流石、お祭とて今までに無いくらい人出はかなりの数です
紅白の梅が咲いていました
 この大仏さん、当時は『金箔』が貼ってあったそうです。何度か火災に合い、今は黒光りしています。
今回初めて知ったのですが…
建立当時、上に貼る『金』が足らずに困っていましたが、宮城県涌谷で金鉱脈が発見されこの金が
使われたそうです。
『皆さんの所の金』ですよとガイドさんに教えられ、急に大仏さん『親戚』の様な気がしてきました(^^)
 ちなみに涌谷には黄金山神社も有ります。
 さて、早めの夕食を食べる為に駅前のホテルに入り再度会場に入ろうとしましたが街中は既に渋滞に
なっていて、やっと到着した第一候補の南大門前の駐車場は満杯になっていました。そこで第二候補の
春日大社の駐車場に観光バスは駐車する事に。 
場所の関係で、帰路の一方通行コースを逆行することになりましたが、到着したのは6:30分頃となって
しまったので会場は、人人人。
 隣接の三月堂脇に入るのがやっとでした。
  ★ スライドショー 『お松明』はこちらでどうぞ ★
 ただし、専門家が撮る シャッター開放でお松明の軌跡が残るような写真では有りません。
上の様な写真ですので、予めご承知置きください。