女人高野 ・室 生 寺
 奥深い山と渓谷に囲まれた室生の地に山部親王(桓武天皇)の病気平癒を祈願したのが起源で、勅命により建立。
厳しく女人を禁制してきた高野山に対して、女性の参詣を許したことから『女人高野』と親しまれてきた。
 五重塔(天平時代・国宝)…総高16.1mと、屋外に立つ五重塔としては日本最小。塔の建立は平安初期と言われる。
室生山中、最古の建物。平成10年9月、台風7号により大きな損傷を受け、平成12年10月に修復。
塔の相輪が九輪の上に宝瓶を載せて宝鐸を吊りめぐらして宝蓋を作っている珍しい塔。
スイスの風景を思い出させるような山肌の高い位置に住宅が立ち並ぶ駐車場からの風景。
 室生寺は石楠花で有名ですが、既に終了。五重塔前に一株の花が残っていたので満開時を想像する以外無い。
かつて、美智子妃殿下も満開時期を過ぎたころのこの寺を訪れ、是非満開のときに訪れたいと感想を仰られたとか。
太鼓橋と表門 赤門
金堂(平安時代・国宝)。単層寄席棟造りコケラ葺き。
屋根の隅が湾曲している美しい姿。
本尊は釈迦如来(国宝)
弥勒堂(鎌倉時代・重文)。金堂の左手にあります。
寺内には雨にもかかわらず写生をされているグループが
おりました。
本堂・灌頂堂(鎌倉時代・国宝) 本堂の脇に五重塔があり、更に奥の院への長い階段が。
奥の院・舞台造りの位牌堂。

ここは、暖地性シダの北限となっており、天然記念物に
なっていますが…色の濃い硬い感じの変ったシダが有り
ましがこれでしょうかね(?)
花は、全くと言っていいほど有りませんでした。 本坊前の石楠花一株。