■ 開化天皇陵
 東大寺・二月堂お水取りの『お松明』を見学する為、奈良市内三条通りのホテルに泊まりました。翌朝、小雨が降っていましたが周辺を
散策しました。流石このあたりは古い建物も余り無いようですが、古都らしい雰囲気はありました。
 近くに、『開化天皇(第9代)陵』が有りましたので行って見ました。
開化天皇は、紀元前208-98年の天皇ですが観光雑誌るるぶでも
取り上げては居ない実存しない天皇(欠史8代=第2-9代)とされて
います。

 60干支のひとつである辛酉の年は、中国思想で革命の年とされ、
21回目毎に大革命が起きるとされています。

 聖徳太子が政治を納めていた時、どうもそれに合せる為に(※)
紀元前660年を初代天皇・神武天皇即位の年としてそれ以降8代
の天皇を当てはめたため一人一人の天皇の年齢はぐ〜んと伸び
て超・長寿の天皇が誕生してしまった。
 

(※)
聖徳太子が政治を執り行った西暦601年から、60年かける21回
=1260年遡ると紀元前660年となる。
外交上、中国に対抗するため日本の天皇の系統を古い時代に
設定する必要もあった。或は、国民に示す為とか諸説が有ります。
前方後円墳らしいですが、全体像は分りませんでした