金 閣 寺
 新緑の洛西散歩の初めは「金閣寺」。修学旅行以来何度か訪れていますが、ご覧の皆様も同じかと…
昔を思い出しながらお付き合い下さい。
 足利義満が自分の隠居所として贅を尽くして立てた山荘を、その死後に夢窓国師を開山として臨済宗の禅寺と
したもので、北山文化の華やかさを伝える遺構。義光の法号から鹿苑寺と名付けられて居るが俗称・金閣寺。
初層は寝殿造風、2層は書院造風、3層は禅宗仏殿風とそれぞれ建築様式が異なる。柿葺きの屋根に鳳凰が輝く。
昭和25年に放火により焼失、昭和30年に再建。平成15年に屋根の葺き替えを行い装いを新たにした。
総門 禅宗特有の様式の様式を持つ堂々とした庫裡
義満の盆栽を移植したと言われる、帆掛け舟の形をした
「陸舟の松」
池泉廻遊式庭園の鏡湖池に浮かぶように立つ金閣寺。
「夕佳亭(せっかてい)」…金閣寺を復興した茶人金森宗和による茶室。難を転じる南天床柱が有名。
鐘楼。この季節もみじの新緑が綺麗であり、観光客の喧騒も何処かに消えてしまいそうである。
写真右=寺域を囲む土塀の五本線が、最も位の高い寺であることを示しています。