■ 落柿舎-1 京都紅葉2009
落柿舎
 落柿舎は、嵯峨野の嵐山寄り常寂光寺の近くにあります。その前には田圃や畑があるほっとする空間です。
 この建物は松尾芭蕉の門人で蕉門十哲の一人、向井去来が建てた物(現在の建物は京都の俳人、井上重厚が再
建したもの)で1691年に芭蕉48歳の時、この草庵に滞在し、『嵯峨日記(※)』を記したといわれています。
  
 『奥の細道』が完成した1694年、松尾芭蕉51歳の時旧暦5月11日江戸深川から郷里伊賀に戻り、ここ落柿舎にも
閏5月22日から6月15日まで滞在しています。 そして、この年の10月12日、大阪で亡くなりました。

 ※4/18-5/4まで滞在し芭蕉の日常生活や、去来・野沢凡兆・川井乙州・河合曾良など蕉門諸家との交渉・追憶を記した日記。
  
 在宅の場合は、傘と蓑を掲げていたと言うので今でもこんな感じです。
  
 日本人なら落ち着く空間ですね。
 手前の男性は外人。茅葺の屋根に興味が有るようで手で触って確認していました。