■伊勢宇治・おはらい町/伊勢神宮(内宮)鳥居前町     古い町並み散策
 古代、天照大神を奉る伊勢神宮(内宮)がこの地に建てられ、江戸時代の中頃から「伊勢参り」の旅行大ブームが
起きた。必然的にその旅行者相手の旅籠・飲食・お土産を扱う鳥居前の道筋も繁栄したのは道理である。
宇治山田の(下宮)鳥居前町や、歓楽の町・古市などは近代化の波に押されて昔の面影を残さないが伊勢湾の港町
・河崎町、ここ、おはらい町は、昔の面影を残している。
 伊勢神宮の入口、五十鈴川に架かる宇治橋  おはらい町は、ここから約1km程続く
 圧倒されるのは、この屋根の造り。この町並が他の観光地のお土産屋さん通りと違って重厚感を与えるのは
伝統的な建物構造とこの屋根の立派さではなかろうか。
 板張り、土蔵造りの建物。お隣の屋根の上に何やら乗っている。沖縄ならシーサーですが、お酒を飲むお猿さん
でした。「看板」のつもりかも知れません。
 建物は、切妻作りの妻入り(屋根の三角形側に入口が有る)を基本にしている。これは、神宮が平入り(屋根の
長方形側に入口が有る)に遠慮してこの形式を取っていると言われている。
 観光客の数が多くて、写真を撮るのに苦労しました。創業300と言われる赤福本店さんに寄って一服です。
 表の喧騒と違って、裏手は五十鈴川の静かな空間。金280円也の昔の旅人も食したであろう赤福を頂きました。
 向いの赤福別館
 その後も、町並をそぞろ歩き
 新しく出来たスポット「おかげ横丁」と、その中に有る「おかげ座」