■ 静岡・稲取 雛のつるし飾り@
   
  ● 伊豆急行線伊豆稲取駅前の商店街の「つるし飾り」
  初めて稲取を訪れたのは2007年のこと。
隣の河津で桜鑑賞の帰りに伊豆急行線伊豆稲取駅で下車して、駅前の観光案内所で「次の急行列車の発車時間まで見る場所」を
尋ねたら『展示会場が離れているので無理です』と言われ、駅前商店街をぶらつくこととした。
  商店街でウインドウショッピングをして店舗の「つるし飾り」を見物した。
  途中で商店街の婦人会のアンテナショップが有ったので立ち寄り、200円のコーヒーを頂きながら撮影させてもらった。

なるほど、各家庭でこの様な飾りつけをしているだろうなぁと思いながら楽しんだ。
   
   
 ● 展示会場 「むかい庵」のつるし飾り展示
   
 それから12年後・・・
やっと、「展示会場のつるし飾り」見学が実現した。沖合に伊豆大島が見える「雛の館・むかい館」と「文化公園雛の館」です。

 静岡県賀茂郡東伊豆町の稲取地区に伝わる「雛のつるし飾り」は江戸時代から伝わる風習だそうです。
桃の節句には、娘の健やかな成長や良縁を願い、母親や祖母が「布の切れ端を縫い合わせて作った人形=つるし飾り」を
竹ひごの輪から下がる赤い糸に縫いつけ、雛段飾りの両端へ吊るします。

 輪に下げる糸の本数や、糸に縫い付ける人形の個数は自由ですが、その数を「奇数」にするという決まりがあるようです。

一度は廃れかけた風習でしたが、稲取の「雛の会」の努力と地元の方々の協力により復活。
1998(平成10)年から毎年「雛のつるし飾りまつり」として、地区全体を会場に開催されているとの事でした。
   
   
   
   
   
   
   
   
                     <文化会館>