『お許し下さい。 お代官さまぁぁぁぁぁぁ!』
 たとえ無実の罪であれ忍耐力の無い自分は、こんなギザギザの責台に座らされるだけでもギブアップしそうです。
■ 飛騨高山 古い町並み  上三之町から高山陣屋へ
 上三之町を抜けると、中橋のある通りに出ます。 この橋は、『春の高山祭』で屋台が引き廻しされるコースです。
 桜の花の咲く中、この橋を豪華絢爛な屋台が渡るのは良く観光写真で使われます。
勉強不足でしたが、高山に着くまで『秋の高山祭』もここを通るものと思っていました。
 そうです! ここでカメラに納めたいなぁと思っていたのでしたが、期待は裏切られました(~~;
 中橋をJR高山駅方面に渡ると『高山陣屋』が有ります。 この前の広場では『朝市』が開催されていました。
1692年、江戸幕府は飛騨を幕府の直轄領としました。それ以来、明治維新にいたるまでの176年間代官・郡代が江戸から派遣され、幕府
直轄領の行政・財政・警察などの政務を行ったとのことです。 維新後は主要建物が地方官庁として使われ、昭和44年に飛騨県事務所が
移転したのをきっかけとして、『全国に唯一残った徳川幕府郡代役所』を保存する為復元修理を行い、平成8年3月に完成したそうです。
玄関の間。 お役所
御役所前の北の白州。民事関係の取調べや、通達などをここで
行ったそうです。 お役人様の顔も見えなかったようです。
寺院・町年寄・町組頭詰所。それぞれに玄関が有ります。
L字型になって続く(左の写真)北の御白州に通る人物の確認も
行い、役人に教えた役目も負っていたようです。
 三室に分かれている大広間。公式会議などが行われた場所。  この日は邦楽愛好会の演奏が行われていました。
脇には、『御蔵』といわれる年貢米などを収める全国最古・最大の倉庫があり、中を見ることが出来ますが、撮影禁止なので省略です。