■ 蔵の町 長野県須坂市 その2     
 いよいよ豪商の館信州須坂田中本家博物館に到着です。この屋敷は江戸中期(1733)に初代新八が穀物、菜種油、煙草、綿、酒造などを
営み始め代々須坂藩の御用達を勤め名字帯刀を許される大地主に成長、幕末には士分として藩の財政に関わる重責を果たし、須坂藩をも
上回る北信州屈指の豪商になりました。
 屋敷構えは100m四方を20の土蔵が取り囲む豪壮なもので、内部には1780年代作庭の池泉廻遊式庭園などが有ります。   Map
  
 作業場 裏手の蔵
 庭園は丁度紅葉の時期とて見事です
 屋敷内にこんな庭が有るなんて贅沢の極みですね
 白壁の蔵の前に、懸崖作りの菊が彩を添えています。
 田中本家を後にして、来た道を戻り中町交差点を右折(東進)塩屋味噌店に向かいます。中には味噌蔵などがあり、申し込めば内に入れ
ますが、てぶらとは行かない(味噌を買わないと悪い気がするので)ので暖簾越しに覗いて戻りました。
 中町交差点付近を見納めとして眺め、駅に戻ります。途中『笠鉾会館ドリームホール』があり、毎年7月に開催される須坂の祇園祭で使わ
れる笠鉾と屋台を見学です。京都の祇園祭に憧れ須坂の繁栄の中で独自の特色ある形に作られてきたとの事です。