■ 奈良井宿 [中山道・長野県塩尻市]その1         その2
 JR奈良井駅から南側に延びた中山道に出ると、独特の風情の町並みが続き江戸時代にタイムスリップしたような感じを受けます。 
奈良井宿は街道の難所鳥居峠(1197m)の麓に有り古くは鎌倉時代から宿駅としてその名を知られ中山道67宿でも屈指の大宿で、俗に 
『奈良井千軒』と呼ばれていた。      MAP

 幸い大火にも遭わず江戸時代の建物が残りました。櫛問屋『中村邸』が川崎市に移築される話が出たときに村民の中からこの建物は
奈良井の地にあってこそ存在価値があるとの考えが出て保存活動が起こり、結果、昭和53年「重要伝統的建造物群保存地区」に指定
されるに至りました。

↑駅の脇に建つ案内板。 (※『木曽路』と呼ばれるのは、ここ奈良井のひとつ北・贄川(にえかわ)から、馬籠宿までの11宿)
駅側(北側)入口近くの桝型=石垣で組んだ敵の防御施設。ここには、左右二つ有ります。(専念寺入口)
 当日は、生憎の雨模様(降ったり止んだり)でしたが、古い町には雨も似合うような気がします。…奈良井駅に近い下町の景観
 建物の構造は「旅籠」の特徴である1階部分より2階部分が張り出した『出梁造り(でばり)』となっていること、屋根部分を支える袖壁が
あること、そして奈良井宿の特徴の一階に取り付けられた「小屋根」。見ての通り吊金具で『猿頭(さるがしら)』と呼ばれる桟(鎧庇=よろ
いひさし)を支えかなり弱い作りの屋根です。屋根板は下から猿頭に打っていますが、これは繁栄した奈良井宿に盗賊が忍び込もうと
してこの屋根に乗った時、小屋根を踏み抜いて落ちてしまう構造にしたものだそうです。
民宿 雑貨屋さん
 中町の景観