■ 善光寺宿 {北国街道・長野県長野市]  善光寺の門前町周辺  その1      その2へ
 【お断り】内容的にジャンルは、『門前町』が正しいのですが、北国街道の一部としています。

     
 長野県長野市の善光寺は特定の宗派に属さない珍しい寺院。

 久しぶりに善光寺参りをしました。前回訪れたのは冬季オリンピックの前年で、今は無くなった市内観光バスを利用しましたが、大渋滞で
途中から歩いてのお参りでした。バス移動のコース設定なので善光寺本体のお参りだけだったように記憶していますが、今回は門前町を
見ることにしていました。 お知り合いの方から駅から善光寺まで歩くと良いとのアドバイスを頂きましたので、ゆっくり見て歩く事にしました。 
 長野駅前通りを少し進むと直ぐ「善光寺参道」の表示のある大きな通り(中央通?)に出ますので右折(北上)します。
初めの内は近代的な建物が並びますが、段々善光寺に近づくにつれ趣のある建物が増えてきます。
写真右上は、元本陣の藤屋旅館。現在もホテルとして営業しています。
 やがて、『大本願』に到着です。
善光寺は、天台宗と浄土宗の別格本山になっていますが、『大本願』は浄土宗の本坊となっています。 創建以来、皇室の女性が住職となり
お勤めしているとか。 通りの向かいに大本願系の14の宿坊が有ります。
 
 ここで又管理人の"無知"をばらしますが…
『宿坊』と言うと大きなお寺さん等の境内に建っている"簡易旅館"見たいな物と認識していましたが、ここ善光寺に来て先ずその造りに吃驚。
どう見ても入口はお寺さんそのもの。後で調べたら夫々『住職さん』がいて善光寺へのお勤めをされていて参拝客・観光客対象の旅館を経営
されているのですね。
 思い出してみると、山形県・出羽三山の羽黒山に行った時、山門近くで見た宿坊も造りがそんな雰囲気でした。
 さて、この辺りからは見事な石畳の参道が始まります。長さ約400m、石の数7000枚余りで1,714年に完成したものとか。
程なく仁王門に到着です。 尚、三門は現在修復作業中でした。
 仁王門前の参道と宿坊
 仁王門を入ると仲見世が始まります。 一本東側の宿坊が続く通りを見てみましたが石楠花が咲き乱れる宿坊の通りが有りました。
 左手に天台宗の本坊『大勧進』が有ります。こちらの系統の宿坊が25院だそうで、宿坊は合計39院あるとのことです。
写真右は、境内内の資料館・日本忠霊殿。
 時正に新緑の候。もみじの緑が目に眩しいです。