■ 金沢の茶屋街・ひがし茶屋街
  ◆ひがし茶屋街   …この頁
  ◆主計町茶屋街(近くなのでここに)
  ◆志摩
  ◆懐華楼
  ※ にし茶屋街 は別頁
 ◆ひがし茶屋街 
 加賀百万石の都市・金沢には有名な「兼六園」が有りますが、その北北東、浅野川の傍に『ひがし茶屋街』が有り
ます。藩政期の面影を今尚残す茶屋街です。
ひがし茶屋街は、藩の政策として周辺の茶屋を集めて1820年に町割りが行われたもので、"遊女"のいる郭ではなく、芸妓を呼んで琴、三弦、
舞いや謡、茶の湯などの遊芸を楽しむ格式高い社交場だったそうです。二階の天井の高い建物は茶屋だけに許されたものです。
ひがし茶屋街のメインストリートの風景。板塀と細かい出格子の木造の家が続く。
今も茶屋を営業しているものや資料館、お土産屋、民家などが混在し街並みを形成しています。
『蛍屋・旧諸江屋』【金沢市指定保存建物】1階のベンガラ
塗りの細かい出格子(きもすこ)と2階の開放的な外観は、
近世茶屋町の様式を今に伝える代表的な建物。
『志摩』【国指定重要文化財】 1820年に建てられた典型的
お茶屋の造りを今に残している貴重な建造物として、高く評
価されている。中を公開している。
 ひがし茶屋街のメイン通りから二本南に下がった通りを散策すると、「うだつ」=火除け・風除け がある家が見られま
す。         旧観音町の通りの風景。  右は『経田屋米穀店』【金沢市指定保存建造物】。
『柴原家住宅』【こまちなみ保存建造物】 『正田家』【金沢市指定保存建造物】
メイン通りから一本北に入った街並み メイン通り
『懐華樓(かいかろう)』【金沢市指定保存建造物】
江戸時代後期の茶屋形式を伝えるもので、間口六間、奥行き十二間の規模はこの界隈で最も大きい。