■ 大多喜(房総の小江戸)  その1 / 千葉県
 1590年、本多忠勝が大多喜城に入り城下町を整備、現在の町並みが形成されたのは江戸時代の前期頃と言われ
ている。大多喜街道は町の中心部を鉤型になって通り、「城下町通り」と呼ばれている。
「根古屋(ねごや)七町」と呼ばれる町の駅を中心とした久保・桜台・新丁の三つの町だけでしたが散策しました。
 
 話は変わりますが、本多忠勝公は、生涯五十七度の合戦に出陣し、如何なる窮地においても決してあきらめず、
ただの一度も傷を受けなかった強運の持ち主。とのことで下の写真の「いすみ鉄道」では大多喜駅には上のような
モニュメントを設置し、開運切符も売っている。
 毎年、4月下旬に二つ隣の駅「東総元駅」の近くで「大多喜レンゲまつり」(2009年は4月25-26日)が開催されていま
す。その規模の大きさには圧倒されます。今では『郷愁を呼ぶレンゲソウ』を楽しめます。
 ちなみにディーゼルカーの燃料は廃油を再生したものでエコな鉄道。 
更に、『い鉄揚げ』(ぬれ煎餅)等のオリジナルグッズも販売しその存続の一助にしています。 
 町並み散策は、駅前の大多喜町観光本陣でパンフレットを入手してスタートです。
右手の坂道を東に下って、大手会館(房総中央鉄道館)の前を通って城下町通りに出ます。 Map
 町の通りは、必ずしも歴史的な建物だけではありませんが、町並みつくりに力を入れているのが分かります。
今回歩いた町並みは、こんな雰囲気の町並みになっています。
 久保にある江戸時代末期(寛永2年建築)・国指定重要文化財の町屋、渡辺家住宅。
 『釜屋』さん、質屋・金物屋などを営業していた土蔵造りの商家。