■秩父夜祭7  『宮地屋台』
 曳き廻しの順番は三番目ですが、秩父駅前での出発風景から見ましたので、一番最後のページに持ってきました。
 秩父神社→秩父駅前に向かう途中「掛け声勇ましい」女性群に出会いました。笠鉾・屋台の曳き手は100-150人ぐらいで何故か女性が中心
です。  
バスツアー、特選弁当を頼んでいましたが街中では食べられそうに無かったのでバスに置いて来ました。
宮地屋台は、ここ駅前を6時半に出発するとのことでした。お腹も空いてきたので駅前の『屋台(こちらは所謂お祭に沿道に出る屋台)』で寒さ
しのぎの熱燗とお好み焼き見たいのを仕入れて一休み。 
やがて準備態勢も整い、宮地屋台が出発です。
 笠鉾・屋台の方向転換には『ギリ廻し』と言われる方法が取られます。人込みで近くで見ることは出来ませんでしたが笠鉾・屋台の後部に
「てこ」の支点になる台をセットし2本のテコ棒に10人ほど取り付いて後ろの車輪を持ち上げ、土台の中心部に「ギリ棒」をセットし車輪を浮か
して、20人ぐらいの曳き手がギリ棒を軸にして一気に方向転換するそうです。
 駅前から移動し、中間点で宮地屋台と再会です。 小休止の間、テンションを維持するためでしょう『万歳』を繰り返していました。
この間、『どっから来たの?』 『仙台』 『宮城県でしょ』 『おぉ!良く分ったね。皆で何人で曳いているの? 50人?』 『もっと』 『100人?』
『もっと。 あのね。飲んだお酒、すっかり吐いてしまって今は醒めたよ!』 などと言う会話を楽しみました(^^)
    
 秩父の屋台としては一番古い歴史を有し、秩父の屋台としては最も端正な形をしていると言われます。後幕には赤い髪の「猩々」が描かれて
います。