■ 古河市  その1 / 茨城県
 茨城県の最西端、栃木県と埼玉県に接する古河市(こが)。   Map
今は古河総合公園に『花桃』2000本が植えられ観光客を呼び込んでいるが、今から三百数十年前、古河の城主・
土井利勝は領民の貧しさに心を痛め、江戸詰めの家臣の子供達に駄賃を与えて江戸市中に食べた後捨てられて
いる桃の種を拾わせ古河に運びあらゆるところに植えさせた。
 桃は成長が早い。選定した枝は薪に、花は愛でて、実は食用にと貧しい農民に安らぎと副業を与えた。
 古河は日光街道の宿場町でもあった。JR古河駅の西口から出て、まっすぐ進むと「本陣跡」の石碑がある。
ここを左折(南下)し道路反対側に一番上の写真・高札場跡を眺めながら進み右折すると肴町の通りである。
 「御馳走番所」があった肴町。
藩内を通過する諸大名は、使者を遣わして挨拶に来ました。古河藩では役人がこれを迎えて接待しました。
この使者取次所を別名・御馳走番所と言い現在の「米銀」さんのところが跡地です。↑ ↓  Map
  
 肴町は、米、茶、酒などを城内に供給する町並みとして発展、現在もその面影が残っています。
酒屋・坂長さんの脇を左折(南下)し、古河歴史博物館、古河文学館方面に向います。
 古河城の乾門がある福法寺。  200年の歴史あるフナの甘露煮・ぬた屋さん。