■ 丸大扇屋-1   / 長井あやめ園-2
 フラワー長井線「あやめ園駅」で下車し、先ずは江戸時代の豪商「丸大扇屋」のある「文教の杜」へと向かいます。
町中には「長井あやめ祭り」の幟と、あやめ鉢2鉢が軒先にあり雰囲気を出しています。
 雪国らしく、融雪設備が道路の真ん中に設置されています。
江戸時代、最上川舟運と西回り航路により京・大阪と交易を行なった長井の大商家の一つが、300年続いた呉服商、
「丸大扇屋」です。

 昭和63年に、長井市に丸大扇屋が寄贈されたとき、土地・家屋のほか、調度品や大福帳、商売の記録、普請帳と
いって建物を建てたときの工事記録までも残されていたそうだ。このため、建物は7棟あるが、いずれの蔵も創立以来
の由緒がはっきりしており、増改築も少ないので、木造建築の時代それぞれの建築様式や技法の移り変わりを知る
ことができる。このようなことから、丸大扇屋は多方面にわたり歴史的・文化的資料としての価値が高いと評価され、
平成15年には県の文化財に指定された。
 呉服商時代の店先がこれです。
帳場、後ろの階段箪笥、呉服が並べられていただろう棚が往時の雰囲気を漂わせています。
 中庭の様子
 中から見た店先
 珍しいフィラメントの電球  お祝いだけに使われた部屋